でいりいおくじょのBLOG

2016.07.19

京都ご飯 木屋町”なな治”

今日は大阪で、テレビの収録です。

朝早くに行って、サクサクと仕事をこなし
 

そのままいつものように京都に入ってごはんです。

今日向かったのは

京都木屋町の居酒屋 なな治
 

ご夫婦でやられているこじんまりしたお店で

アットホームな雰囲気で、居心地は満点です。
 

最初に出てきた突き出しは
 

おから煮、しし唐おかか煮、卵焼き
 

サツマイモ甘煮、赤こんにゃくのうま煮

 

どれも、家庭的な優しい味付けでおいしく、

料理への期待が高まります。
 

お刺身は、鱧の炙りと鯛
 
 

 

この時期、やはり鱧(はも)ですね。

鱧というと、普通はさっとゆでて氷水にとったのを梅肉で食べるというのが定番です。

なので、この炙りというのは、おおーっという感じ。

確かに、ゆでるより炙ったほうが水っぽくならないし、

炭で炙った香ばしさがプラスされて香りもいいし

更に、ちょっと中がレアな感じで残っているのも絶妙なおいしさがあり

今までにない鱧のおいしさに感動でした。
 

タイも、昆布で占められていてうまみがぐっと濃縮していて

これもまた、京都らしい白身魚のおいしさを堪能しました。
 

お次はタコの柔らか煮
 

これもこの季節ならではのおいしさです。

 

実は私、最近タコのうま煮を煮るのに、かなりハマっていて

しょっちゅう、ああでもない、こうでもないとやっているのですが

結局、スーパーで売っているゆでたこから煮ることになると

塩ゆでされたときの塩分でしっかりタコに味がついているため

後の調味料の入れ方が結構難しいんです。
 

こういうお店の柔らか煮は、生のたこから煮てあるので塩味がいい感じ

タコのおいしさがしっかり味わえます。

特にここのは、あまり甘くなく、塩(または薄口しょうゆ)ベースの薄味で煮てあり

あまり濃すぎない味つけで、タコ本来のうまみがしっかり感じられる一品でした。

そうか~これくらいの味付けで仕上げるとおいしいですね。
 

スーパーのゆでた子で、この味が出せればいいのだけれど

帰ったら、すぐにやってみなくっちゃ。
 

次はだし巻き卵。
 
 

お出したっぷりのやわやわだし巻き卵はごちそうです。

普段私が作るだし巻き卵よりも、多めのだしが入っていて

その柔らかさが、いかにも京都っぽくてよかったです。
 

また、お出しを多めに入れると作りにくいので、卵液に片栗粉を入れるお店もあるのですが

片栗粉を入れると、なんかちょっとぼてっと重たくなるので

私は、片栗粉が入らないほうが断然おいしいと思うんですね

ここのは、ものすごーくやわやわなのに、片栗粉なしで作ってあったので、

私的には、ど真ん中のストライクでした。

薄味でおいしかった~。
 
 

次はゴマ豆腐の揚げ出し

 

ごま豆腐に、京都風の軽いてんぷらの衣をつけて揚げたもの。

ゴマ豆腐って、加熱するとフグの白子みたいなとろりとした食感になるんですが

その濃厚なトロリ食感と、サックサクの天ぷら衣のとの相性がばっちりで

しかも全体に薄味で品のいいあんがかかっていて

これはもう、しばし、うっとりするようなおいしさでした。
 

最後は、水ナスの辛子みそ和え
 
 

今が旬の、大阪泉州の水ナス。

普通は塩漬けかぬか漬けにで食べることが多いのですが

塩漬けしたものを、京都の西京みそベースの辛子みそで和えたもの
 

考えてみたら、ナスの辛子漬けって定番料理ですが

水ナスが、こんな感じの辛子みそ和えになっているのって

ありそうでなかったと以下、そういう発想がなかったので

なんともおいしかったです。
 

水ナスのみずみずしさは、ごちそうです。
 

小さな居酒屋さんで京都ご飯

ちょこちょこっとつまみながら、日本酒を少し
 

こんな京都ご飯もいいものです。

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