家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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子供のころから、お菓子作りが大好きで
生れて初めて作ったおやつは、トマトのシャーベット！！
確か小学校に入るか入らないかの頃。
祖母の畑で採れたトマトを、そのまま冷凍庫で凍らせて
すっかり凍ったところで、皮をぺろぺろなめる。
なめると、皮と実の部分が若干溶けて、皮がつーっとむけるので
そこのお砂糖をたっぷりつけてかぶりつく。
これぞ、我が人生最初に考えたトマトのシャーベットです。
こんなことを書くと年齢がばれてしまうんだけど
その当時、まだ、２ドアの冷凍冷蔵庫というのが世の中に発売されたばっかり。
私の周りでも、祖母の家にしかなかったので
もしかしたら、私、トマトを凍らせた最初の人かも？？？？
な～んて、ちょっと思っていたりしているんです、うふっ。
小学生になってからは
ゼリーやら、ババロアやら（ババロアって響き、懐かしくないですか？）
ゼラチン系のお菓子から入って
その後、クッキーを経由して、バターケーキに突入。
液体がとろりと固まったり、ふっくら膨れたり
サクサクに硬くなったり、
もう一つ一つが不思議で面白くて
もう、毎日夢中で作りまくっていました。
中学生の時には森村桂さんのバナナケーキにはまり
高校生の時のバイブルはマドモアゼルいく子さん！！
そのあとはケーキの本を片手に、せっせと本格的なケーキにも挑戦したけど
子供が生まれると
簡単にできて、安上がりで、安心して子供に食べさせられるようなものを
ということに落ち着きました。
家庭で作るお菓子って、
こうやって考えると、その時その時のブームやら
家族の年齢やらで、変化し続けているんですね。
最近の私はというと
自分で作るのは、ちゃちゃっと簡単に作れて
材料費もそれほどかからず、ヘルシーなものばかり。
ゼリーとか、寒天とか、お団子とか、あんことか
バターや生クリームは極力使わず
焼き菓子も、オリーブオイルで作ってみたりとか。
もちろん、今でも卵白や生クリームを泡立てたり
オーブンの中でお菓子が膨らむのを見るのは大好きなので
食べてくれる人がいたり、お誕生日やクリスマスには作るんだけどね
最近は、おいしいケーキ屋さんの情報なんかも、いっぱい入ってくるから
手の込んだお菓子は、ほんの少し、買ってくる楽しみというのもありますよね。
逆に、お店で売ってないシンプルなお菓子だからこそ
手作りする意味があるかなと、そんな風に思えるようにもなってきたのでした。
料理もそうなんだけど
お菓子作りだって、お金や時間があって手の器用な人だけが持っている特権じゃなくて
ほんの少しのやる気があれば
誰でも作れて、だれでもワクワクできて、満足感や幸福感を味わえるはずのものでなくっちゃ、と思っています。。
しかも、お菓子って、食事じゃないから、無くてもいいようなもの。
どうしても作らないといけないものじゃないからこそ
作っているときは、本当に楽しいんだと思います。
今月から月初めの週末に
「日めくりレシピ」で簡単手作りおやつを紹介することになりました。
今月は
黒糖黒蜜と
リットルゼリーです。
どちらも、我が家では定番中の定番。
お菓子作り初心者の人も簡単に作れますので
よかったら作ってみてください。
＊スマホ専用サイト Walker４７で
奥薗壽子の今日も元気に「日めくりレシピ」
毎日更新中です。
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