でいりいおくじょのBLOG

2017.04.29

イラストと水彩色鉛筆

子供のころから絵をかくのが好きでした。

といっても、本格的なのではなく

落書きです。

 

実は、父親の夢が漫画家で

子供のころから、父親はよく絵を描いてくれたので

いつのまにか、見よう見まねで自分でも描くようになりました。

絵を描く楽しさは、その時に父から教えてもらったんだと思います。

 

父が好きだった漫画家は、

田河水泡とか、長谷川町子だったので

私の中で、子供のころに刷り込まれた漫画のイメージは、のらくろとか、サザエさん

 

少し大きくなっても

女の子が好んで読むような、リボンとか、なかよしなどの少女漫画にはいかず

手塚治虫さん(リボンの騎士!!)、みつはしちかこさん(小さな恋のものがたり)、

鳥山明さん(Dr.スランプあられちゃん)なんかが大好きでした

 

なんかちょっと変わってたのかもね。

 

小倉に住んでた時期

子育てに忙しくて、自分がこのまま社会からおてきぼりにされてしまうんじゃないか

毎日、不安と焦りでいっぱいでした。

 

その時、

子供と一緒の暮らしの中の、小さな幸せを大切にしなければと思い直し

小さな発見や、日々の暮らしのささやかな出来事をスケッチすることで

日々の暮らしから目をそらさず、コツコツ丁寧に暮らすことの幸せに気づきました。

 

その時に書いた膨大なスケッチは

「普段着の虫草遊び」(農文協)

という本にまとめましたが

考えてみたら、あれのおかげで、また絵を描く楽しさを思い出せたように思うし

 

一歩前に踏み出せたように思います。

 

あれから、料理研究家としてやっていくために東京にでてきたのだけれど

料理の仕事が全くなく

途方に暮れていた時に助けてくれたのもイラスト。

細々と描いたイラストで口に糊しました。

考えてみたら、あの時乗り越えられたのも、毎日絵を描いていたおかげかも。

 

今回、でいりいおくじょののリニューアルに際し

イラストを描いてみようと思ったのは

料理の方は、日めくりレシピで、日々新しいレシピを紹介するので

でいりいおくじょのでは、料理だけじゃない、

もっと広い意味で楽しく元気に暮らしていくためのヒントになるようなことを、

お伝えできればいいなと思っていて

それには、イラストというのもいいのかもと思ったのでした。

 

毎日の暮らしのなかで、ほんの少しワクワクできたり

くすっとわらえたり

元気でいるために、ほんの少し努力したり

少しでも共感してもらえることがあったらうれしいなと思っています。

 イラスト

 

コメント

  1. Yu-Ki より:

    先生、おはようございます。
    そうなんですね、上手いと思いました。
    優しいタッチで、ずっと見ていられます。
    こんなレシピ本、期待しちゃうなぁ。

  2. モネ より:

    はじめまして

    先生のレシピをこまったさんの時に利用させて頂いています。
    昨日、わが町の図書館のリサイクル本フェアで閉館間際に駆け込み、関心ある本を頂いて参りました。
    まず私の目に飛び込んできたのが、
    絵とき ヒトの命をささえる土
    松尾嘉郎、奥薗壽子
    でした。
    え!?あの!?同姓同名?
    農業問題や地球環境にささやかなれど関心と憂い、不安を抱く70過ぎの私に素敵な出会いが有り感謝。
    先生のイラストを楽しみながらもう一度知識を深めていきたいと思っています。

    難しいレシピの要らない手軽で易しいお料理の紹介を楽しみにしています。

    1. 奥薗壽子 より:

      おおお~~~~~~っ!!!
      懐かしい本!!!!
      父と共著の本です。まだ20代の頃に書いた本なので、イラストもめちゃへたくそで
      恥ずかしいのですが
      あの本を書いたことで、父の想いを受け継ぐことができたと思ています。私にとっては大切な本です。
      手に取って頂けてうれしいです。

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