家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
先日、「ためしてガッテン」で、
元気で長生きをするために、肉をもっと食べた方がいいって言っていましたね。
血液中のアルブミンの値が減ると
免疫力や筋力が低下し
それによって様々な病気のリスクが高まるのだそう。
実はこれ、数年前に、「家庭の医学」でもこのテーマでやらせていただいたことがあったので
嗚呼、と思ったのでした。
アルブミン値は、たんぱく質を積極的にとることで高めることができるのですが
たんぱく質の中でも
特に肉食が良いそうなんですね。
ちょうど昨日読んでいた山極先生の本にも
肉食のことが書いてあって
人類は、もともと熱帯雨林で生活していたのが、草原へと移り住んだことで
いつでもフルーツや木の実が食べられる環境から
自分たちで食料を獲得しなければならない環境に代わり
その結果、ライオンやハイエナが獲得した動物の残りの死肉を食べるように。
肉を食べるようになったのは、人類の食革命の一つで
肉を食べるようになったことで飛躍的に脳が発達したのだそう。
一時、肉を食べるほうがいいのか、食べないほうがいいのか
2つの意見が、大きな論争になったことがありましたが
山極先生の本を拝読する限りは
肉を食べるのは、人類の進化から見れば、とっても大事なことだったのですね。
たしかに最近、年をとっても、もりもり肉を召し上がっている方は多く
肉を食べている方は、確実に元気ですね。
家庭の医学で、アルブミン値を上げるレシピを紹介したとき
たんぱく質を積極的にとることでアルブミン値が上がるだったら
別に、肉でなくても、魚や、豆類、卵でもいいのでは?と思い質問しました。
その時伺った答えは、
確かに魚でも、豆でも卵でもよく
しっかりたんぱく質を摂ることが、まずは一番大事なんだけれど
アルブミンに関して、特に肉がおすすめだという答えでした。
健康長寿というのは
自分だけの問題ではなくて
家族にとっても、自分の周りの人にとっても、ひいては地域や国のためにも
とっても大事なこと。
私も、以前は、野菜を食べていれば健康って気がして
野菜や豆類中心の食事をしていた時期もありましたが
最近は、たんぱく質を意識して、もりもりお肉を食べます。
家族に迷惑をかけないために
しっかり食べることで、自分も家族も幸せに過ごせるなら
それが一番だと思っています。
コメント
先生、おはようございます。
絵の笑顔から、先生が言いたいことがよく伝わってきます。
一番大事なことはなんなのか。
先生の絵が大好きです。
先生、今日も1日健やかにq(^-^q)。