家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
暑くなってくると、食中毒が気になるので
まな板や布巾を清潔に保つのは、結構気を使います。
この前テレビで木のまな板とプラステイックのまな板と
どちらの雑菌が多いかというのをやっていました。
イメージとしては、木のまな板の方が雑菌が多そうなんだけど
その実験では、意外にも木のまな板の雑菌数は少なかったんです。
その時の説明によると
雑菌というのは、温度、水分、養分という3つの条件がそろった時に繁殖するので
しっかり洗って、しっかり乾かすことによって繁殖が防げるのだそう
つまり、きれいに洗うっていのは、まあ当たり前のこととして
しっかり乾かすことで
3つの条件のうちの水分がなくなるので雑菌が繁殖できなくなってしまうってことなんで
木のまな板でも雑菌の繁殖はとっても少なく抑えられるのだそう。
なので、まな板に関しては、
洗剤でしっかり洗って、きれいに拭いて、
後はまな板縦に立てて、両面からしっかり乾かしています。
で、問題はふきん。
以前は、毎日石鹸でごしごし洗ってから干していたのですが
最近は、寝る前に漂白するのが日課です。
“みおつくし料理帖”というシリーズの小説があるのですが
そこに出てくる女性の料理人が
毎日包丁の手入れをし、布巾は煮てから干しているシーンが繰り返し描かれていて
そうそう、私も布巾を煮ていたなあとなつかしく思い出しました。
布巾って、石鹸でごしごし洗うだけだと、どうしても黄ばんできたり、色がくすんだりするのですが
お湯で煮ると、真っ白になるんですよね。
でも結構大変。
みおつくし料理帖は江戸時代のことだから、それ以外に方法はないにしても
今の時代は、もっと簡単なやり方がある。
私の方法は
過炭酸ナトリウムに熱湯を加え、ぶくぶくしてきたところに布巾を浸し
一晩おいておくだけ。
これだけで、朝になったら、本当に真っ白です。
あとは流水で洗い流しておしまい。
簡単です。
布巾が真っ白になると気持ちがいいし
台所仕事が楽しくなりますね~。
過炭酸ナトリウムは、1キロで400~500円くらいで
一回に使うのが、小さじ1杯くらいなので
1キロ買えば、毎日使っても1年以上持ちます。
ネットでも買えるので、おすすめです。
コメント
先生、おはようございます。
本当にこの季節は、食中毒とかに気をつかいますね。
先生のやり方だと、手荒れはしませんか?。
市販の漂白剤を使うのですが、敏感肌で手荒れが酷いです。
ですので、手袋をはめて布巾を絞ります。
真っ白い布巾、気持ちがいいですね。
料理もワンランクアップです(^O^)。
先生、今日も1日健やかにq(^-^q)。