家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
CoreKyotoという番組で地蔵盆が紹介されていて
なつかしいなあと思いながら見ました。
地蔵盆というのは、文字通りお地蔵様をお祀りするもので
毎年8月の終わりに、町内会とか、学区とか
地域ごとにお地蔵様をお祭りして
子供たちの幸せを願う行事です。
この番組を見て、地蔵盆が京都独自の文化だってこと、初めて知りました。
確かに私は、今まで大阪→福岡→東京と引っ越してきましたが
地蔵盆、京都以外のところではやらなかったですねえ。
地蔵盆を知らない人のために、ちょっと説明を。
地蔵盆の頃になると
町内のどこかにゴザをひいたり、テントが張られたりして
お地蔵様をお祭りするスペースが作られます。
そこで数珠回しといって
お経を唱えながら大きな数珠をみんなで回したり
子供たちは半紙に絵を描いて、それを灯篭に張り付けて
オリジナル灯篭を作って、たくさん飾ったりするんです。
地蔵盆の目的はお地蔵様をお祀りして、子供たちの幸福を願う事なので
それがメインの目的なのですが
子供たちは、そんなことより、そこで配られる大袋入りのお菓子をもらったり
スイカ割をしたりするのを楽しみにしていました。
地蔵盆の期間中(うちの町内では2~3日くらいだったと思う)
朝の十時と昼の3時におやつが配られて
袋入りのお菓子以外に、アイスキャンデーだったり、ジュースだったりすることもあって
本当に楽しみでした。
あ、そうそう、
うちの町内は、地蔵盆の行事に熱心だったので
子供会で紙芝居を作ったり、ちょっとした寸劇をしたり、
それも楽しかったなあ。
地蔵盆の最後は、大抽選会で(これはどこの町内会でもやっていた)
これは大人も子供も、みんな楽しみで
京都の夏は祇園祭で始まって
大文字の送り火でいったん終わり、
そして、地蔵盆が終わったら、本当に終わりって感じ。
なので大抽選会が終わったら、夏休みも終わりだなあ~って、毎年思っていました。
なつかしいなあ。
今思えば
地蔵盆のおかげで、腸内の人みんなが仲良くできて
本当にいい習慣でした。
それにね、
いまだに、街を歩いていてお地蔵様を見かけると
必ず手を合わせちゃうんです。
これはもう、体に染みついた習慣というか
お地蔵様の前を素通りできない!
これも地蔵盆のおかげ。
ありがたい、ありがたい。
コメント
先生、おはようございます。
京都には、こんな伝統行事があるのですね。
知らなかったです。
ご自宅にも小さなお地蔵さまを祀っているのですか?。
表情がにこやかですね。
掌を合わせて祈るっていうのは、心が穏やかになりますね。
先生、今日も1日健やかにq(^-^q)。