家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
ここ半年くらい、遊びながら挑戦していることがあって
それは
冷蔵庫の中がある程度殻っぽいなるまで買い物に行かず
あるものだけで、ああだこうだと料理を考えて作ること。
なんだそんなこと、誰でもやっているよ
って言われたら、それまでなのですが
料理研究家って、ついつい、あれもこれも食材をたくさん買い込んで
充分食材のストックがあるところで、料理の試作をしてしたり
あるいは、料理の試作をするために、きちんと食材の買い出しに行って準備をしてから
料理の試作に取り掛かることが多いんですね。
いや、もちろん、仕事によっては、きっちり材料を買い込んで、
集中して試作をする必要がある場合も多いんですよ。
でも、ある時思ったんですよね。
もう少し、自分に負荷をかけて
いろんなものがそろっていないところで、
いろんなものが少しずつ足りない状況で、頭をひねって料理を作るのって
すごく勉強になるんじゃないかって。
材料をそろえて試作するのと同じくらい
材料がないところで料理を考えることも、家庭料理研究家にとっては大切だと。
巨人の星で言うと、筋力増強ギブスをはめて、ピッチングの練習をする感じ(って、かなり時代が古い・・・)
だから、レシピを大量に書かないといけない
というような急ぎの仕事がない時は
何日も買い物に行かず、とにかく家にあるものを駆使して
何品も作ってみるっていうのを、ゲームみたいにやっています。
ゲームって書いたけど、本当にパズルみたいです。
あれとあれを組み合わせてあれを作って・・・・と思うんだけど
惜しい!あれがない~~~~!!!
とか
こっちであれを使ったら、あっちには使えないから
あっちは、あれを入れて、別の料理にしよう・・・
とか、
そんな、感じで、
めちゃめちゃ頭を使うし、新しい料理を考え付いたり、味の発見があったり
20年以上料理研究家をやって
もう、いろんな組み合わせを考えつくしたような気がしているけれど
そんなことはないですね。
まだまだ、未知なる味は、無限にある!!
しかも、これのおかげで、
冷蔵庫の中はすっきりガラガラ
(もともと冷凍ストックはしていないので、もともと冷凍庫はガラガラ
乾物や缶詰などもどんどん使うので賞味期限切れの物はありません。
こんないい年になったけど
こうやって、自分を追い込んで、頭をひねることで、まだまだ新しい発見ができるところを見ると
私、まだ伸びしろがあるのかなって、ちょっとうれしくなったりするのです。
コメント
先生、おはようございます。
絵から、苦心がよく伝わってきます。
あれやこれや追い込んで、頭をひねることに、楽しみや喜びを感じながらされているのでしょうね。
本当に料理が好きなんだなぁ~って、思います。
椎茸の絵、上手です✨。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。