でいりいおくじょのBLOG

2017.10.15

読書日記「ライフシフト 100年時代の人生戦略」

過去200年間で

平均寿命は10年に2年以上のペースで延び

60歳の人が90歳以上生きる確率は50%以上あるそうな。

 

日本人の平均寿命って

男性80.98歳 女性 87.14

ですから、

少なくとも、私くらいの年齢の女性だと

間違いなく90歳くらいまで生きますよ、絶対。

 

となると私、これから少なくとも35年くらいは生きることになる!?

そう思うと、人生、長いわ。

 

そんなことを真剣に考えさせられた本に出合いました。

 

「ライフシフト 100年時代の人生戦略」

(リンダ・グラットン・アンドリュー・スコット著 東洋信報社)

 

この本は、自分の思い描いていた人生設計を根本的に覆されます。

 

人生70年くらいで終わるのであれば

学校に行って、学んで、その学んだことを生かして仕事をし、

60歳くらいで定年して、あとはゆっくり余生を過ごして終わる

って、そういうことでよかったのですが

 

これから先、人生100年時代が来ると

60歳~65歳で仕事をやめたとして

そのあと、あとまだ3540年生きないといけないわけです。

そうなると、お金の問題に直面する。

 

この本によると

引退後、最終所得の50%の資金で暮らすとして

80歳までは仕事をしないと、経済的に息詰まるのだそう。

 

それは経済的な問題だけでなくて

例えば、仕事をやめたとたん

社会とのつながりが切れて一人ぼっちになってしまったら

その先の人生、一人で過ごすのには、長すぎます。

 

人生100年生きるとなると

家族だけでなく、友人とも、地域ともしっかりつながって暮らしていく必要があるんです。

 

深く、ガッツリ付き合うというのでなくても

広く、浅く、人とつながっていくことが、これから先大事になってくる気がします。

 

そして

医療が発達しているので、病気になっても命を長らえることはできると思いますが

できたら、やりたいことをやって、元気に楽しく過ごしたい

 

人生100年になると

健康ということが、ものすごく大きな意味を持ちますね。

 

こういう風に考えていくと

人の寿命が延びたことは、喜ばしいことだとは思うけれど

どう生きるかということに関して

ひとりひとりの責任が、どんどん大きくなる気がします。

 

以前読んだ曽根綾子さんの本の中で

曽根さん自身、40歳代の時に

歳をとった後どう生きるか人生設計を立てた

というようなことが書いてあって

すごいなあと思った記憶がありますが

 

まさに、今の私の年齢、50歳で

これから残りの人生、どう生きるか考えなくっちゃと思います。

 

13年後には、日本も超高齢社会になるそうで

そう時、私も高齢者の仲間入りになっているわけで

 

ますます、自分の生き方、自分のやるべきことなど

考えるきっかけになった本でした。

 

私と同じ世代の方には、特におすすめです。

 

ライフシフト

 

 

 

コメント

  1. Yu-ki より:

    先生、おはようございます。

    考えたらきりがなくなってしまいますね。
    QOLの向上が課題ですね。

    私は、数十年後も美味しいものを食べていたいです☺️。

    先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。

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