家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
お正月明けに、必ず作るものにおでんがあります。
というのも、年末に牛すじを買うのが毎年の習慣で
まとめて圧力鍋で煮ておいたものを入れて、牛すじおでんにするのです。
なんで年末に牛すじかというと
お正月に、しゃぶしゃぶとかすき焼きとかをするために
年末は良いお肉がバンバン売れているじゃないですか。
一年の中で牛肉の流通量がぐっと増える年末は、いい牛すじもお肉屋さんに大量にあるってわけです。
500~700gくらい、圧力鍋でまとめて煮ておくと
おでんだけでなく、カレーやら、牛すじ煮込みやら、牛すじ入りのお好み焼きやら
いろいろに使えて重宝するんです。
高い牛肉もいいですが、牛すじだって、高いお肉に負けない美味しさです。
中でも、おでんは、主婦にとって本当にいい料理。
というのも、
おせち料理用に作った昆布巻き
我が家では、おでん風にかなり薄味で煮るのですが
この昆布巻きの煮汁が濃厚な昆布の旨みが染み出していて、そのまま捨てるには惜しく
これをおでんのベースに使うんです。
後は、ゆで豚を作った時の豚肉のゆで汁。
これは豚肉の旨みが出ているので、うちではお雑煮に使うのですが
まだ少し残っていたので、これも煮汁にいれちゃいます。
タコを煮た煮汁(これはたくさん入れると色が黒くなる)
これもね、すごくいいうま味になるんです。
これらのだしに、カツオと煮干しでとっただしと、牛すじの煮汁を混ぜ合わせたら
これで、あっという間に、おでんのベースが出来上がり。
後は、大根、こんにゃく、ゆで卵、練り物などを入れて火にかけたら
(かまぼこも残っていたので入れました)
後はほったらかしで出来上がり。
うちは筑前煮は全部食べきっちゃいましたが
もしも残っていれば、入れるのもいいし
その他、煮物の煮汁も上手に使い切れます。
ほらね、とってもいい料理でしょ?
これで我が家は、あと残っているのは黒豆のみ。
これはヨーグルトに混ぜながら、もう少し楽しみながらいただきます。
コメント
先生、おはようございます。
七草粥の日ですね。
彩り鮮やかな賑やかおでんですね。
食材を無駄にせず、ちゃんと考えられた1品ですね。
料理って、食材に敬意を払うことが凄く大事だと私は思います。
切れっ端とかだってそうだし、作って残ってしまったものでも、しっかり最後まで使いきる。
そこまでやって、料理なんだと思います。
食べられることに感謝です。
我が家は昨日、栗金団を最後にお節が終わりました。
読んでいたら、おでんを食べたくなりました?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
うちは、きんとんは1日でなくなりました。後は黒豆なんですけど、実は私黒豆が大好きなので、大事に少しずつ食べています。
うちは醤油を入れないので、ヨーグルトに入れたり、クリームチーズと混ぜてチーズケーキ風にして食べるのもおいしいのです。