家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は鏡開きですね。
子供が小さな頃は、家でお餅をついて(餅つき機を持っていました!)
鏡餅を作って飾っていたので
鏡開きの頃になるとカチカチでひびが入ってたりしたものでした。
そのひびの入ったお餅を割って、ざるに並べて干して
からからになったところで油で揚げてあられを作るの。
揚げ餅っておいしくって、子供たちも大喜びで
なつかしい思い出です。
最近は、我が家では市販の鏡餅を飾っています。
お餅の形をしている作り物のお餅で、中に本物のお餅が入っているやつね。
以前は、ビニールの包装をめくると、そのままどーんと大きなお餅が出てきたりして
それを食べるのが、結構大変だったりしたのですが
最近は、中に小袋包装されたお餅が入っているので食べやすいです。
このお餅、どうやって食べようかと迷ったんだけれど
今日は、京風の白味噌雑煮にしてみました。
白味噌雑煮の作り方もいろいろあって
だしを使うおうちもあれば、水だけで白味噌を溶くおうちもあります。
美味しい西京味噌なら、水で溶いただけでも十分おいしいのです。
私の作り方は、昆布のだしに白味噌を溶いて、仕上げにかつお節を入れます。
京都の白味噌って塩分が少ないので、普通の味噌よりもかなり多めに入れます。
一人分で、大さじ2~3杯くらいかな
結構大量に入るので、白味噌の濃度で汁がとろっとなる感じ。
私の実家では、この白味噌雑煮に直接お餅を入れて煮ていたので
(京都のお雑煮はお餅を焼きません)
白味噌の汁の中で、お餅がドロドロに溶けて
もう全体が餅なんだか味噌なんだかわからないようになっちゃって
子供の頃は、白味噌雑煮が大嫌いでした。
自分で作るようになって
あのバリウムみたいな白味噌雑煮にしたくないので
お餅は鍋の中で煮ることは絶対しません。
お餅は電子レンジで柔らかくして、お椀に入れて、白味噌の汁を注ぎ入れます。
具は何にも無しで、餅だけという時もあるし
野菜を入れるとしても、大根と人参くらいでシンプルに仕上げるほうが好きです。
最後に、かつお節をバサッと入れて出来上がり。
食べる時に、ちょっと辛子を落とすのも私は好きです。
白味噌のお雑煮って、食べなれていない人には不思議な食べ物かもしれませんが
とろりとして、ちょっと甘くて
寒い時には、本当においしいものです。
コメント
先生、おはようございます。
我が家は、自宅でついた餅で鏡餅を作ってお供えします。
ですから、昨日はそれを食べました。
お汁粉です?。
お雑煮って、地方によって本当に様々で、色んな食べ方がありますね。
お餅だけでも、四角、丸、あん餅とか様々ですもんね。
先生は、博多にも居られたかと思いますが、博多のお雑煮はどんなのですか?。
我が家は、お醤油ベースの野菜や鶏肉の入った鰹だしの汁に、焼いた餅を入れます。
全国お雑煮巡りなんてしたら、楽しいんだろうなぁ?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
博多のお雑煮は、あごというトビウオのだしでとっただしで、醤油味のすまし汁です。いろんな野菜が入るのですが、かつお菜という青菜が入るのが特徴です。かつお菜はこちらでは手に入らないので、九州地方独特の野菜です。そんなわけで私はすま仕立てのお雑煮も作ります。すまし仕立ても大好きです。