家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
田島ミルクさんの育児漫画は今まで何冊か読んだことがありますが
こんなガーデニングの本を書いておられるのは全く知りませんでした。
教えてもらって俄然興味がわき、読んでみました。
「ガーデニングってやつは」(田島みるく著 PHP研究所)
この本は、
漫画家の田島みるくさんが実際にやっておられるガーデニングについて
漫画とエッセイで書いておられる本で
正直、素人っぽい、趣味的なガーデニングのことなのかなと思っていたら
なんと、明治大学農学部のご卒業なのですね。
植物や土に関する基本はしっかり勉強されているので
私みたいな素人と同じレベルの失敗をされる話もたくさん出てきますが
ガーデニングの基本部分では、すごく参考になること満載です。
特に、花壇の作り方とか
花選びの基本や、花の管理の仕方とか、めちゃめちゃ勉強になり
たぶん、これから季節ごとに繰り返し参考にさせてもらうことになる本だと思います。
田島さん自身がいろんな失敗を経験されているからだと思いますが
どの話も、ものすごく説得力があって、わかりやすいのです。
その一方で、ご主人とのやり取りは爆笑!!笑えます。
アシスタントさんやお子さんも、すごく味がある。
みんなが生き物大好きって感じで(犬と猫もいる)、それがほのぼのしていて
読んだ後、すごく幸せな気持ちになります。
田島さんのエッセイによると
昔おじいさまが園芸の名人だったそうで、それがきっかけでご自身も植物が好きになられたそう。
実は、私も祖母がお花を育てる名人で
畑も田んぼもやっていたいのですが、家の庭にはたくさんの花を育てていました。
私が遊びに行くとき、花の種や球根をお土産にもっていってあげると
すごく喜んでくれて
次の季節には、それらがきちんと花を咲かせているんです。
私の身内で一番のグリーンサムです。
更に、父親は土壌学者なので、家でいろんなものを育てていたし
考えてみたら、私、子供の頃から植物に囲まれていました。
でもね、私自身はと言うと、ほんとにダメダメで
幸福の木もサボテンも枯らした女です。
田島さんがエッセイの中で、サボテンを枯らすレベルの人は、さすがにガーデニングをやめた方がいいと書いておられたので
そういう意味では、ガーデニング、向いていないのかも…と思ったり。
でもね、思うんですよ。
植物とも出会うタイミングっていうのがあって
幸福の木やサボテンを枯らしたころは、子育てやらなんやらでとにかく時間がなくて
やるべきこと、考えること、とにかくいっぱいありすぎて、植物のことを考えて揚げる時間が全くなかった。
そんな時に、植物を育てようとしたのが間違っていたわけで
そういう意味では、今ガーデニングに目覚めたのは、心の余裕がようやくできたってことなのかもね。
なんでも出会うタイミングがあって
この本と出合ったことも、また運命感じるなあ。
ムスカリは春一番に咲く花。
両手を上げてバンザイしているみたいで、なんだか楽しくなってきます。
コメント
先生、おはようございます。
面白そうな本に出会われましたね。
タイトルがサクッとしていて、本の世界に入っていきやすそう。
失敗談も書かれているのがいいですね✨。
塩を加えると甘さが引き立つように、失敗談を盛り込むことで、本当に伝えたい部分が際立って表されますね。
ガーデニングの本だけど、ガーデニングだけじゃない人間模様や他の視点からも楽しめる本なのでしょうね。
ムスカリは、光をいっぱい浴びようとしているかのような姿がなんとも可愛らしく、はつらつとしていますね。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
ガーデニングから、その人の性格とか、価値観とか、いろんなことが垣間見えるのが楽しいです。
先生、おはようございます。
早速読まれたのですね(さすが、行動がお早い!)
私も久しぶりに本棚から引っ張り出してみました。
内容も楽しいですが、所々描かれている花々の絵が素敵ですよね。
コミックの絵は、先生の昔の著書「子育てご飯」や「子育ておやつ」(今も絶賛愛用中です)のイラストと雰囲気がよく似ているなぁと思いました。
また読書日記、楽しみにしています。
マンガですが、本当にいろいろ勉強になること満載でした。読んでよかったです。本当にありがとうございました。