家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
ここ数年、京都の中華に興味があって
京都に行くたびに食べ歩いています。
バイブルにしているのは、
「京都の中華」(姜尚美著 京阪神エルマガジン社)
という本。
この本が出版されてすぐに手に取り
以来、折に触れて、この本で紹介されているお店に足を運んでいます。
今回の京都旅行では3軒回りました。
まずは、中華のサカイ
何にしようか迷ったのですが
やはりここは、人気の冷麺に
ハム入りと焼き豚入りがあって、どちらにしようかこれも迷いましたが
焼き豚の方が一番人気と書いてあったので、こちらに
麺はつるつるもちもちの太麺。
韓国冷麺と太めの生パスタを足して二で割ったような食感。
かかっているたれは、少しとろみがあり
一見ゴマダレに見えるのですが、ごまは入っておらず醬油、酢、砂糖ベースだそう。
食べていると、じわじわ京都っぽさを感じます。
味がとがってなくて、酸味も甘味も、なにかちょっと控えめになっている
焼き豚も、キュウリも、自己主張しない。
具と麺とたれが絶妙に調和しているといえば、そうなんだけれど、
食べ終わった後、麺、具、たれ、どれか一つが印象に残るというわけではなく、
全体としておいしい冷やし中華やったわぁという感想だけが残ります。
一つ一つ、それぞれ美味しいのに、それよりも全体の調和の方が印象に残るところが京都っぽいなあと思いました。
餃子も食べてみました。
皮がすごーく薄くて、中の具が柔らか
焼き方もどこか控えめで、パリッと焼いてあるというよりは
焼き方も柔らかめ。
その柔らかさが、薄い皮の食感とよく合って
何とも軽い、
餃子の皮は、ぱりぱりに焼けたのがおいしいと思っていましたが
このやわらかさかさと軽さも、食べてみると意外に心地よく
さりげなく、じわじわ心が満たされていくんです。
おそるべし京都の餃子って感じです。
次に訪れたのが駱駝
こじんまりとした街の中華屋さんです。
夜ごはんでも定食のようなセットメニューあるので
ひとりごはんの時には、特にいいですね。
今回は、雲白肉と青菜炒めとスープのセットにしました。
このバサッと盛り付けた感じが、いかにも街の中華屋さんっぽくっていいですね。
雲白肉は、ゆでたバラ肉を薄切りにしてきゅうりと一緒に盛り付け
しょうゆベースのピリッと辛いたれをかけたもの
豚バラがしっとり柔らかく、薄切りのきゅうりとの相性抜群です。
しょうゆベースのたれは、ほんのり甘く、かといって甘すぎず
四川料理と言いつつ、辛みはあくまで控えめ
遠くの方で、ピリッとする感じ。
どこにもとがったところがなくて全体に調和がとれている。
やっぱり京都中華です。
青菜は炒めは、干しエビ入りで、旨みたっぷり。
シンプルなのに、満足できる美味しさです。
スープはたけのこと卵
これも丁寧に作られた優しい味わいでした。
ちょっと長くなってしまったので、
この続きはまた明日。
コメント
先生、おはようございます。
“京都中華”なるものがあるのですね‼️。
私も、昨晩は餃子を作って食べましたので、テンション上げめで読みました?。
冷麺は通年であるのですか?。
駱駝さんは、器が雰囲気あっていいですね。
夜もセットメニューあるなんて嬉しいですね。
こんなセットだと、ご飯おかわりしたくなりそうですね。
続きを楽しみにしています✨。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。