家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
京都に来ています。
今日は、泉涌寺と東福寺の寺院、
いろいろ特別拝観させてもらえるところがあるというので
仏像好きとしては、是非拝見させていただきたいと思ったのです。
泉涌寺を見て、それから東福寺に行たんですけれど
ここの移動が、地図上では歩いて10分位
でももし、道に迷ったら、拝観時間が終わってしまうかもと思い
タクシーに乗ることにしたんです。
向かうのは東福寺塔頭の、同聚院
こちらの不動明王は、平安時代を代表する仏師、定朝の父親の康尚作と言われていて
これは是非拝見したいと思ったのでした。
東福寺の中って、本当に小さなお寺がものすごーくたくさんあるんですよ。
その同聚院がどこにあるのか、本当にわかりにくいの。
タクシーに乗ったら、迷わずいけると思ったのですが
タクシーの運転手さんも、行ったことがないし、お客さんをのせていったこともないそうで
けっきょく迷いました。
でも、運転手さんが親切で電話をかけて聞いてくれたり
おまわりさんに尋ねてくれたり
もう本当に親切に、探してくださって
なんとか到着することができました。
本当に必死で探して下って、運転手さんがすごーくいい人だったので
ついでに次ぎ、伏見稲荷にも行きたいので、お願いします。
って言っちゃたんです。
というわけで、伏見稲荷、行ってきました!!
伏見稲荷というのは、全国に3万社あるという割れる伏見稲荷の総本山。
実は伏見稲荷って、山の上までずーっと鳥居が続いていて、
頂上にある奥の院までお前入りして帰ってくると、全部で4キロのコースなんです。
本当は、入口のところだけちょろっとお参りして帰ってこようと思っていたんだけれど
いざ言ってみると、せっかく来たんだから奥の院までお参りせずに帰るわけにはいかないような気になって
言ってみようという気持ちになってきたんです。。
まず最初に出会うのが“おもかる石”
願い事を思い浮かべて石を持ち上げて
石が軽いと思ったら、願いが叶うんだって。
やってみたんですけど、めちゃめちゃ重かった。
願い事、かなわへんやん。
気を取り直して、奥の院へ。
そこからが、めちゃめちゃ長かったです。
歩いても歩いても全然終わりが見えまぜん。
「
観光地ですから、最初スークたくさんの人が昇っていたんですけど
途中から、あっという間にいなくなりました。
最初は参道に鳥居が延々続いているのがありがたいのですが
「もう、この先に行っても、同じじゃないの」
みたいなことを言っている人がいたりすると、ああそうかも、って思ったりして、
がーっと減っていきます。
でも、あまのじゃくな私は、ここで引き返したら負けやん、みたいな気持ちになってきて
とにかく上るしかないと。
というか、こういう修行僧みたいなお参りの仕方って、そうそうないし。
とにかく心を無にして、歩き続けました。
奥の院までの鳥居の数は数千!!
段々人が少なくなってくると、ものすごーくいい雰囲気になってきます。
途中、暑さとのどの渇きと、足の痛さと、疲労とで
段々わけがわかんなくなってくるんだけれど
そうなってくると、なぜか段々来てよかったって思い始めるの。
なんでもそうだと思うんだけれど
やっぱり、あきらめずに進んだものだけが見える風景とか
味わえる気持ちってありますねえ。
それ、味わいました。
伏見稲荷、奥の院まで、ぐるっと一周。
本当によかった~。
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