でいりいおくじょのBLOG

2018.08.25

京都・大覚寺

昨夜の京都は、雨と風がすごくて

どうなるんだろう、と心配になりましたが

朝になってみると、それが全く嘘みたいな良いお天気です。

 

それで、昨日嵐山に行けなかったので

今日は大覚寺に行ってみることにしました。

 

大覚寺って、嵐山からずっと奥の方に入っていくので

嵐山から歩くと30分くらいはかかるんです。

でも、大覚寺までは電車が通っていないし。

 

で、どうしたものかと調べてみると、なんと京都駅からバス一本で行けることが判明。

 

実は私、もうかれこれ20年以上、こういう観光地に行っていなかったもので

京都の交通事情とか、全然分かっていなかったんです。

 

そもそも、京都って、古代の古墳とか、そういうのがたくさん埋まっているから、

地面を掘るのに時間がかかるので(ほら何が出てくる変わらないので、ゆっくりしか堀れないの)

東京みたいに、地下鉄を走らせることができないんです。

だから、京都ではたくさんのバスが走っているんです。

バスを制する者が、京都を制するといっても過言ではないくらい

 

でも、バスって、路線が多いので、なかなか把握できなくて

勝手な思い込みで、乗りにくいなあと思っているところがあったんです。

ところが、京バスターミナルに行ってみて、

びっくり!!というか、もう感動しちゃいました。

こんな便利でシステマテイックなんですね、今の京都のバスって。

すごい!!

 

バスターミナルでざーっと見渡しただけでも

大体どこでも、バス一本で行けるようになっている感じ。

しかも、電車だと、駅から歩かないといけないけれど

バス停だと、電車の駅を作るよりははるかに簡単なので

お寺の目の前で止まってくれたりするわけです。

これはすごーく便利ですねえ。

 

大覚寺行きのバスは、大覚寺が終点なので

乗り換えの必要もなく、乗れば絶対に連れて行ってもらえるのはありがたいですねえ。

しかも、京都駅から大覚寺まで50分近く乗って、たったの230円!!

安くない?

 

そうやってたどり着いた大覚寺

ここは京都の歴史の中でも、とってもレアな時代である、南北朝時代で

天皇が、持明院統と大覚寺統に分かれた、あの数奇な時代の片方の主役です。

 

DSC00281

 

本堂も、仏像もいいんですけど

私が楽しみにしていたのは大沢の池と

そこにある名古曽の滝。

 

大沢の池は、蓮がたくさん咲いていて

それはそれは、良い眺めです

 

DSC00298

やっぱり、この池に蓮の花というのは

極楽浄土をイメージするからなのか、わけもなく気持ちを持っていかれますねえ。

秋には、ここに船を浮かべて、月を愛でながら和歌を読むという会が催されるようです

なんか、そういう雅な遊びも、ここならすごーく合っている感じがします。

 

後、もう一つ、私が楽しみにしていたのが名古曽の滝!!

 

滝の音は絶えて久しくなりぬれど、名こそ流れてなお聞こえけれ

 

という百人一首でおなじみの歌に出てくる、名古曽の滝です。

 

滝の音は、もう聞こえなくなってしまったけれど、その名声だけは、いまだに枯れることなく流れている

と歌ったこの歌

名こそ流れての、名こそって、実際の滝の名前を言っていたってことを知った時は

ちょっと笑いました。(すいません)

だって、名古曽の滝って、すごい名前じゃないですか?

 

今は、名古曽の滝の碑だけしか残っていないんだけれど

なんかこう言うのを探し当てると、すごーく楽しくなっちゃう。

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