家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
先日の鍋の撮影で使ったインスタントラーメンが残っていたので
今日のお昼は、野菜を入れてちゃんぽん麺にしてみました。
朝の連続テレビ小説で「満腹」が始まったので
なんだか、インスタントラーメンが食べたくなったのです。
野菜と肉を炒めたところに
お水をジャーっと入れ、
沸騰したら、インスタントラーメンを入れて煮込んで
後は、器に添付のスープを入れておいて
煮込んだ面と具をジャーっと入れたら出来上がり。
たったこれだけで、栄養バランスのいい一品ができるのですから
インスタントラーメン、すごいですね。
麺を別ゆでしなくていい、というところが、世紀の大発明!!
私が趣味で作っている機関紙「なべかま通信」で
以前、我が家の麺料理のようなアンケートを取った時
炒めた野菜と肉をたっぷり入れたインスタントラーメンが、忙しい時の夕飯です
と書いてくださった方がいたんだけれど
そういうの、すごくいいなあって思う。
頑張りすぎなくて、おいしくて、満足!!
それが、すごくいい。
一昔前の、本なんかを読んでいると
手をかけて、心を込めて、家族のために料理を作りましょう的なことが書いてあったりするんだけれど
家庭料理に対する価値観も、日々変化しています。
手をかけなくても、心はこめられるし
頑張りすぎないってことが、一生懸命ってことよりも、大事な場合もある
家族のために、誰かが犠牲になるのではなく
100点満点でなくてもいいから、家族みんながいい気持ちで暮らせる方法を探す方がいいと思う。
具だくさんのインスタントラーメンを食べながら
ああ、こういうのもいいなあ、ってしみじみ思いました。
家庭料理研究家ができること、やらなければならない仕事の形も
これからどんどん変わっていく予感。
コメント
はじめまして。
学生の頃から奥薗先生の本を楽しく読ませてもらっています。
今子供が中3、小6、0歳児で
毎日ばたばたで食事の支度が本当に悩みのタネです。
上の子の塾に間に合うように、末っ子のお風呂の時間も考えて、真ん中の子が1人で寂しい思いをしないように‥と
色々考えていましたが
この記事を読んで今夜は
野菜炒めのインスタントラーメンにしよう!と決めました!
なかなか自分のことまで手がまわらず
食事を抜いたりすることも多々あるのですが
頑張りすぎなくて、おいしくて、満足!のメニューを
これからたくさん参考にしようと思います。
私自身、子育て真っ最中の時は
バタバタ忙しくて、悩むことも多々ありました。
だからこそ、今の自分があの頃の私に言ってあげたいことを、今子育て中の方に伝えることができたらうれしいなと思っています。これでいいのかと迷いながら子育てすることは、とっても素敵だと私は思います。だって、迷うということは、心が柔らかく、どんな風にもなれる可能性を持っているということ。私のレシピが役に立つことがあれば、うれしいなと思います。