家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
京都の三大祭りの一つ“葵祭”(あとの二つは、祇園祭と時代祭)
テレビのニュースなどで取り上げられるのは5月15日の行列のシーンだけ
だから、あの行列が、葵祭だと思いがちなのですが
あれは葵祭の中の儀式の一つで、路頭の儀と言われるもの
葵祭の一部にすぎないんです。
実は、葵祭は5月1日から、いろいろな祭礼や儀式が始まっています。
5月1日~4日は見に行くことができず
今日ようやく、見ることができました。
まずは下鴨神社で行われた歩射神事。
これは、祭りの安全を祈願して矢を射る神事です。
3日に行われた流鏑馬は、走る馬に乗りながら矢を射って的に当てるのですが
歩射神事は、それとは全く違い、もっと静かです。
(射手が四方の邪気を払ったのち
かぶら矢を楼門の屋根を超えて飛ばす屋越式というのがあって
その矢を渡しているところ)
(こんな風に、順番に弓を射って、いきます。
的に当たる音が響き渡ります)
この後、午後からは場所を移動して
午後からは、上賀茂神社で行われている加茂競馬。
これは、2頭の馬が競争して走るんですが
土の2棟を競争させるのかを、1日の日に決める足あらい式というのがあって
それで決まった組み合わせで走るんです。
平安時代から続いているだけに、
なんだかが飲んぴりした感じなんですが
馬の走りだけは、ものすごいの。
馬、メチャメチャ本気で走るんです。
走る順番が来るまで、横の馬場で、こんな風にのんびり待ってるの
(これレース場ね。
因みに、低い冊が見えると思いますが、これを埒っていうそうで
埒があかないという言葉は、この冊が開かないと競馬が始まらないところから
生まれた言葉だそうですよ)。
それにしても、
このの~んびりした空気感を、うまく伝えるにはどう書けばいいのでしょう。
本当に、平安貴族になったような、のんびりして競馬です。
たぶん、こういうお祭りって、
1000年以上前の、
あのゆったりした時間の流れを楽しむことにこそ意味があるのだと思います。
今日もまた、ああ、私はせかせかしているなあ、って思って、反省反省。
コメント
京都の話がとても楽しいです
虫払定や岩清水八幡宮、瓦投げやってみたい❗
おもちも美味しそう
賀茂競馬は順番待ち、のんびりしてるとこ
伝わりますよ❗いいですね
なかなか行くことは出来ませんが
先生の、話と写真で楽しめます
有難うございます
楽しんでもらえてうれしいです。ありがとう。
自分はものすごく楽しいのですが、この楽しい雰囲気をうまく言葉にできないのが、もどかしいなと思っているところです。