家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
帰るところがあるから旅なのだ
というのを、何かで読んだことがあります。
確かにそうだなと思います。
いつか時間が出来たら
京都と東京を、行ったり来たりするような暮らしをしたいと思っていました。
それは、私にとって長年の夢だったのです。
生まれ故郷の京都に戻って、そこで暮らしたい
と思うのが、もしかしたら自然なのかもしれませんが
(そういうことを、考えたこともありましたが)
行ったり来たりするほうが
いろんな角度から、物事を見ることができるという意味で
たくさんの発見があります。
まさに、旅をし続けている状態なので
ずーっとわくわくし続けられるのです。
東京は、私にとっては家族との生活と、仕事(料理)の拠点であり
京都は、私の生まれたルーツであり、仕事を離れた趣味の世界であり
どちらに軸足を置くかによって
見える世界が全く違ってきます。
例えば料理にしても
東京にいれば、家族のために毎日毎日せっせとご飯を作っているのが
京都に行けば、自分のペースで食べたいものを食べたい時に食べる生活になります。
料理ということ、食べるということが
全く違う意味を持つわけです。
そうすると
これまでわからなかった感覚や、
食べる事、作る事の全く新しい、違った喜びを発見したりしています。
料理以外にも
京都と東京で、文化の違い、感覚の違いはたくさんあり
それらを肌感覚で感じられるのも楽しいところ。
京都に行くためにせっせと仕事をし
また、新たな気持ちで料理を作るために東京に帰る。
まさに、旅の醍醐味を満喫しています。
僕のこともお忘れなく・・。
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