家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昭和から平成にかけて
美味しさを感じる部分が大きく変化しました
つまり、昭和の初めの頃は
お腹がいっぱいになる事こそが、おいしいという事だったのが
段々飽食の時代になって
お腹がいっぱいになる事より
舌で感じる味とか食感がおいしさだという風に変わっていきました。
ところが
昭和から平成に変わるころは
オシャレとか、すてきという概念が料理に入ってきて
つまり、
美味しさを感じる部分が
お腹→口→目
という風に変わっていったと思うんです。
これが昭和から平成。
やがて平成の終わりになってくると
栄養素という概念がおいしさの中に入ってきて
健康とか、スタイルとか、若さのことを考えて食べる時代になりました。
目→頭
で美味しさを感じるようになっていったように思います。
そして令和。
いろんなレシピも情報も入り乱れ
もはや、何で美味しさが決まるのか、わからなくなっています。
となると、おいしさの基準は何でもありで、自分が好きか嫌いか
画一的なおいしさの基準がなくなって
ひたすら味の美味しさを追求するグループ
見た目のきれいさを求めるグループ
お腹が膨れるのがいいと思うグループ
健康が第一と考えるグループ
そんな風にそれぞれ違った価値観の集まりが
横並びであるような感じがしています。
これは、料理研究家にとっては面白いなあと思っています。
何でもありだから、
自分が面白いと思う料理を、面白がって紹介すればいい
それを面白いと思ってくださる人がいれば
なおいい。
何でもありだからこそ
私が面白いと思うことを
面白がって伝えていけたらいいかなと、
最近は思っています。
好奇心は大事です。
コメント
なべかま通信の読者です。久しぶりに(すみません)でいりぃおくじょのをのぞいたら、可愛いワンちゃんの写真が沢山載っていて、犬好きの私は、もう目が離せなくなってしまいました。ワンちゃんを飼われたのですね。先生のお料理も楽しみだけれど、ワンちゃんも楽しみです。ペットは家族ですね。犬嫌いの私が犬を飼ったら、もうメロメロになりました。犬嫌いだった家族もメロメロです。
原谷苑の桜の写真、とてもきれいでしたね。私も数回行ったので、懐かしかったです。ありがとうございました。
こんにちわ。コメントありがとうございます。
そうなんです、虎之助と言います。
いろんなことをしでかしてくれるので、手はかかるし、時に嫌いになりますが
それでも、やっぱりメロメロなんです。
おかしいですね。