家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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最近、ちょっと高めの豆腐を買ってきて
冷ややっこで食べるのにハマっています。
京都人なので
夏になると、子供の頃は毎日冷ややっこでした。
近所のお豆腐屋さんが
リヤカーみたいなのを引いて売りに来てくれたり
家にいなくても、玄関にのドアのところに引っ掛けて置いていってくれたりして
何もしなくても
美味しい豆腐が食べられるシステムが暮らしの中に出来上がってたんです。
今思うと、贅沢な暮らしでした。
最近は、豆腐屋さんがすくなくなっちゃったもんね。
うちの近所も、すぐに買いに行ける範囲に豆腐屋さんがありません。
それで、ちょっと高めの豆腐を買ってみるわけ
すると昔の豆腐の味がして、やっぱりおいしいんです。
高いって言っても、豆腐ですから、
大したことはないんです。
大したことはないんだけど
ちょっと贅沢な気分になる。
ちょっと高い入浴剤を買ってお風呂に入る贅沢感と、ちょっと似てるかな。
ちょっと高い豆腐を買った時は
私は、醤油もかつお節も、薬味も
何にも無しで、そのまま食べるの。
っていうか、
そのまま食べておいしい豆腐が、おいしい豆腐だと
私の中では、そういう定義になっている。
舌触り、大豆の甘さ、香り
料理する時は木綿豆腐派なんだけど
冷ややっこの時は、絹もいいねえ。
今年の夏も、冷ややっこ、お世話になりそうです。
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