でいりいおくじょのBLOG

2019.09.14

我ただ足るを知る

昔から、甘党で

甘いものには目がなかったのですが

最近、その甘いものが、そんなにたくさん食べられなくなりました。

 

それに気づいたのは、ちょっと前、

あまりに暑い日で

かき氷でもと思って入ったお店。

 

そこは、いろんな味のシロップを全部かけにしてくれるところで

それぞれに凝ったシロップを、何種類も同時に味わえるという

夢のようなかき氷だったんです。

 

最初は、めちゃ美味しかったの。

 

ああ、ここはこんな味だ、ここはこんな味。

これとこれを混ぜたら、ああ~こんな味になるのかあ~って。

 

ところが。三分の一くらい食べたところで

スプーンが止まった

 

甘さの飽和が来てしまったのです。

 

まだ、半分以上残っているのに

ああ、もう糖分、足りたわ~って感じになった。

 

うそでしょ~、私。

 

そんなはずはない、と自分にいう

 

口に入れると、氷はすぐに溶けてながれていくのに

甘さだけがどんどん、どこかにたまっていく。

 

溶けてなくなる氷が恨めしい。

 

それでも、どんどん口に運ぶ

すると、どんどん甘さがたまって、

しまいには頭が痛くなってくる

 

かき氷の一人前が食べられなくてどうする、私。

 

それにしても

かき氷って、溶け始めると、全部が甘くなって

甘くない部分がまったくなくなり

どこを食べても、逃げ場がなくなるんですね。

 

こんなにきつい食べ物だったとは。

 

はあ~・・・。

 

正直、パフェを一人前食べる自信は、もうずいぶん前からなかったけど

まさか、かき氷も一人前食べられなくなるとはね。

 

でもまあ、こういうの、体が私に、

ちょうどいい量を教えてくれているんですよね。

だって、身体は加齢とともに、どんどん変化していて

食べられる量も、どんどん変化している。

 

本当に好きなお菓子を、少しだけ、おいしく味わって食べなさいってことなんでしょうね。

 

最近、そんなに飲めなくなってきてねえ、と

さみしそうに言う、酒好きの人の気持ちが

少しだけわかってきた、今日この頃。

 

 

2019年9月13日足りを知る

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