家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
しつこいようですが
今日もアスパラ料理です。
これでいよいよ最後です。
最後は、居酒屋風の、ちょっとはしゃいだ料理を作ってみたくなりました。
グリーンアスパラのつくね
グリーンアスパラに、鶏ひき肉のつくね生地をくっつけて
フライパンで転がしながら焼いて、
最後に甘辛味を絡めてみました。
居酒屋さんなら、ここに卵黄なんかがついてきて
生の黄身のとろりとしたのをつけながら食べるところでしょうが
おうちだったら、マヨネーズもありかな。
甘辛味とマヨネーズで、なんか合うと思うんです。
好みで七味唐辛子なんかかけるのもいいですね。
もうかれこれ10年以上前に
長いままのグリーンアスパラに豚肉を巻いて、それをフライにしたのを食べたときの衝撃は忘れられません。
いやいや、今ではたぶん、居酒屋さんメニューとしては普通なのかもしれませんが
その当時は、ネットも今ほど盛んじゃなかったし
料理の情報も、そんなにみんなが共有しているわけでもなかったから
見たことも食べたこともない料理っていうのが、結構あったんです。
今は、あらかじめ食べログとかで、どんなものが出てくるかとか
お店の評価とか調べてから行ったりするから
そういう意味では、昔のほうが、ずっと料理に対する驚きとか、ワクワクとかが大きかったかもね。
で、アスパラなんですけど
その時、私が感動したのは、
アスパラって、長いままかじるのと、切ったものをお箸でつまんで食べるのと
おいしさとか、楽しさとかが全然違うってこと。
料理法や味付け以外に
長いままかじるおいしさというのが、絶対ある!!
それを知った、初めての経験でした。
以来、うちでは、わざとサラダのような時でも長いままドーンと出して
長いまま、マヨネーズとかをつけながら子供達に食べさせたりしていました。
子供たちも、これ、大喜びして、本当にパクパク食べるの。
そんなわけで、今日のアスパラは長め。
と言っても、半分に切っています。
フライだと長いままのほうが面白いけど
つくねだと、肉の端からアスパラがはみ出して見えているほうが
ギャートルズの肉みたいでかわいい気がして
今日は半分に切ったのでした。
端からかぶりつけば、
う~ん、やっぱり、おいしいわ~。
さてさて、もうこれでいよいよ最後です。
残りは、グリーンとホワイト1本ずつ。
最後は、これをお漬物にしようと思います。
いままでアスパラを生で食べたことってなくて
そもそも、生で食べようと思ったこともなくて
でも、先日の食彩の王国で生で食べておられるのを見てたべてみたら
みずみずしくておいしくて、生もいいなあと思ったのでした。
で、生でおいしく食べる食べ方って何があるかなあと考えた結果
そのまま味噌をつけて食べとか?
そういうのだと思い、みそマヨをつけて食べてみたら、これが結構おいしくて
(これも長いままかじるとさらにおいしい)
で、これをさらに進化させた結果、漬物もアリだなあと思ったのでした。
味噌とみりんをポリ袋に入れて混ぜて、
どろりとするくらいの濃度にしたところに食べやすく切った生のアスパラを入れ
袋の口を縛って2~3時間漬ければ出来上がり。
味噌味とアスパラが意外に合うのです。
さてさて、これですべておいしく完食です。
アスパラは、栄養的にも優れているので積極的に食べたい野菜ですが
やっぱり旬のおいしさをいただくってこと、これ自体
野菜の持っているエネルギーをたっぷりいただいたって感じ。
体の中から元気元気です。
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