家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
久しぶりに昔ながらの煮豚を作ってみたくなったのは
なんといっても、先日の京都で食べた焼き豚が、昔ながらの煮豚っぽかったから。
昔ながらの煮豚というのは
下茹でした豚のかたまり肉を、しょうゆと砂糖の入った煮汁にでコトコト煮て
最後は、煮汁を煮詰めてながら肉にも焦げ色を付けていくやり方。
に詰めた最後のところで肉にも焼き色を付けるので、
焼き豚っぽい香ばしい風味が付くというわけ。
昔はこういう作り方をしていた時期もありましたが
正直手間がかかるので
もうずいぶん前に、このやり方はやめてしまい
その代わりに考えた方法が
かたまり肉でゆで豚を作り、ゆで豚をそのままたれに漬け込む方法
このやり方のいいところは
ずーっと火にかけ続けなくていいところ
私は土鍋で作るのですが
お湯を沸かしたところに豚肉のかたまりを入れ。
再び沸騰したら弱火で5~10分ほど煮て火を止めて終わり。
余熱で火を通すとしっとり柔らかく仕上がるのです。
あとはこれをたれに漬け込めば、中まで味がしみ込んで煮豚風になります。
このやり方なら、ずっと火にかけないので暑くないし
ゆで汁をスープとして使えるのでお得感満載です
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さて、今日は、煮豚風ゆで豚を入れたお弁当です。
煮豚風ゆで豚
かぼちゃのピリ辛煮
鶏むね肉とインゲンの胡麻和え
しめじとパプリカのきんぴら
卵焼き
煮豚風ゆで豚は、食べやすく薄く切り
つけだれを少し煮詰めたものを上からかけます。
そして、食べるときに辛子がほしいので
この前551の豚まんを買ったときにつけてもらったら辛子があったので
それを添えておきました。
(納豆についてる辛しでもいいですね)
かぼちゃのピリ辛煮は、普通の甘煮を作るのと同じ作り方で
煮るときに、赤唐辛子の輪切りを入れて煮るだけ
ちょっとピリッとさせると、また違った味わいになります。
鶏むね肉とインゲンの胡麻和えは
普通蒸し鶏にして、ゆでたいんげんと一緒に胡麻和えにするのですが
お弁当に入れる場合は、
鶏肉に小麦粉をまぶして焼いてから、インゲンも一緒にさっと炒め
お酒を振り抱えて蒸し焼き。
そして最後に、しょうゆとみりんを絡めて、ゴマをたっぷり混ぜました。
蒸し鶏を作って、インゲンをゆでて、和え衣を作ってとなると
なかなか大変ですが
このやり方ならフライパン一つでできるし
小麦粉をつけて焼いた鶏肉は、冷めてもパサつかず
焼いた香ばしさもプラスされるので、冷めてもおいしく食べられます。
パプリカとしめじのきんぴらは
ごま油でさっと炒めて、しょうゆと鰹節をまぶすだけ
他のおかずがちょっと甘めなので、
ここは、きりっと醤油味がいいですね。
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