家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
先日京都でお揚げの入ったおうどんを食べたとき
だしも、うどんもおいしかったんだけど
なんといっても油揚げが、ふっくら柔らかくておいしいなと思ったんです。
京都人にとって、油揚げとじゃこは生活の必需品みたいなもので
とにかく、なんでも油揚げかじゃこと一緒に炊くというのが、
毎日の基本の料理です。
特に油揚げに関しては
きょうとじんはちょっとうるさいんじゃないかな。
私も油揚げを買うときは自分なりに結構こだわったりします。
そんな油揚げ愛が強い京都人の私が一目置いている油揚げがあります。
栃尾の油揚げ
新潟県長岡市の名物なんですが
普通の油揚げの3倍以上の厚さがあって
食べごたえも充分。
最近は東京のスーパーでも売られているので
見かけたら買って食べています。
今日は、その栃尾の油揚げで、定番のネギみそチーズ焼きを作りました。
みそ大さじ1とみりん大さじ1/2を混ぜたところに
長ネギの小口切りをたっぷりと混ぜてねぎ味噌を作り
栃尾の油揚げに切り込みを入れて袋状にしてチーズと一緒に挟みます。
ねぎ味噌だけでもいいのですが
チーズを入れるとコクが出るし、ねぎがぽろぽろこぼれずに上手にまとまるので具合がいいんです。
これをフライパンで焼いていくわけです。
オーブントースターとか、魚焼きグリルでもいいのですが
中に挟んだねぎやチーズにもしっかり火を通したほうがおいしいので
フライパンでじっくり焼くのが一番失敗がない気がします。
フライパンには油も何にもひいていないところに
ねぎ味噌チーズを挟んだ栃尾の油揚げを入れ、、
最初はふたをして弱火でじっくり焼きます。
5分くらいかけて、香ばしくカリッと焼けたらひっくり返し、
今度はふたを開けて、じっくり香ばしく焼きます。
ここでふたをすると、せっかくかりっと焼けた面がしんなりしちゃうので
後半は、ふたを開けてじっくり焼くのがコツです。
両面かりっと焼けたら食べやすく切り
上におろししょうがと、好みでしょうゆ少々をかけて出来上がり。
今日は入れなかったけど、ここに納豆やキムチなんか入れてもおいしいのです。
油揚げなんだけど、食べごたえがあって
今日は、お肉はやめてあっさりいこうというとき
油揚げと白いご飯と、具だくさんのおかずスープなんて言う献立もいいものですよ。
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