でいりいおくじょのBLOG

2020.03.14

アニメ日記「鋼の錬金術師」

荒川弘さんの代表作「鋼の錬金術師」

これは、以前からずーっと読みたかった漫画です。

 

実は、以前一度読みはじめたことがあるんです

けれど、ちょうどその時、「銀の匙」が話題になっていた頃で

先にそっちを読み始めたら、面白くてついつい全部読んじゃったんです。

(北海道の農業高校を舞台にした漫画で、これもかなり面白いのでおすすめ)

 

で、そのあと「鋼の錬金術師」を読もうと思ったら

なんやかんやで忙しくなって、またしても中断。

気にはなるものの、なかなか続きを読めずにいました。

 

そうしたら、今年になってネットでアニメが見られることを知り

そっか~、アニメで見るという手があったか~ってことに気づき

アニメで見始めたら

これが結構テンポよくて、面白い。

 

全67話。

毎日2話ずつ見て、約一か月半。

毎日コツコツ見て、とうとう全話見終わりました!!!!

 

いやあ~~~~、深いです。

深いし、感動するし、泣けるし、めちゃ考えさせられるし、

ホント―――――――――にすごい。

 

一応ストーリーを説明しておくと

主人公はエドワードとアルフォンスという兄弟です。

 

錬金術を研究していたお父さんが、ある日突然家を出て

残されたお母さんも病気で亡くなってしまう。

 

そのさみしさと悲しみから、2人は錬金術を猛勉強し

錬金術でお母さんをよみがえらせようとするんです。

 

ところが、錬金術の基本は等価交換。

ゼロから何かを生み出すのではなく、今ある何かを、別の何かに作り替える術。

 

そして、人体錬成は錬金術の禁忌。

絶対やってはいけないことなんです。

 

亡くなったお母さんを生き返らせるという禁忌を冒してしまった二人は

等価交換の法則により

兄のエドワードは右手と足を、弟のアルフォンスは体全部を失うことになるのです。

 

それでも賢者の石があれば、

失った手足と体を取り戻せるかもしれない、という事を知り

二人は、賢者の石を求めて旅に出る…というのが大きなストーリです。

 

ところが都では、とんでもないことが起こりつつあり、

それに巻き込まれていく二人。

 

実は、彼らのお父さんがいなくなったのには、深いわけがアリ

人間とホムンクルス(錬金術によって作り出された人造人間)との壮絶な戦いが始まっていたのでした・・・。

 

人間とは何か。

神とは何か

命とは何か。

 

人間の中にある弱さ

宗教や考え方の違いで殺し合う事の愚かさや

死ぬこと、生きることの意味。

人を思う気持ち

優しさとは何か

強さとは何か。

幸せとは何か。

 

世界中で起こっている戦争のことを思ったり

人種差別のことを思ったり

日々のささやかな暮らしを思い返したり

 

盛りだくさん過ぎて

思うことがたくさんありすぎて

言葉にできないくらい、たくさんのことを考えさせられます。

 

好きなシーンはいろいろありますが

例えば

エンヴィーの最後のシーンはかなり心に残りました。

 

エンヴィーというのは、妬み、嫉妬を意味する名前を持つホムンクルスです。

人間をさげすみ、バカにして

人間の心の弱さに入り込んで、人間を苦しめるんです。

 

人間っていう奴は

自分を犠牲にしても誰かを助けようとしたり

損をするとわかっているのに、誰かのために働いてみたり

自分の命を捨ててまでも、愛する人を助けてみたり

人間って本当にバカだ、バカだと、蔑みバカにしまくる。

 

けれど、そのエンヴィーが

お前が本当に妬ましかったのは人間だ、と言われ

大粒の涙をぼろぼろこぼしながら、自ら自分の体の中の賢者の石を取り出して死ぬシーンがあるんです。

さげすみバカにしながら、本当は人間がうらやましくて仕方なかったエンヴィー。

 

このシーンは、号泣します、本当に。

 

相反する二つの気持ち。

それが、人間の強さと弱さを作っていて

それが人間の、不思議さと素晴らしさでもある。

 

これ以外にも

心に残るシーンが、本当に数えきれないほどあります。

 

実際見てみないと、わからないくらいのスケールの大きさと深さ

これは、絶対見るべきアニメです。

 

実際に見たら、本当にいろんなことを考えさせられます。

深いです、

本当におすすめ、是非是非。

2020年3月13日鋼の錬金術師

私はアル様が好き・・・。

 

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