家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
以前、小倉に住んでいたとき
よくちゃんぽん麺を食べました。
ちゃんぽんというと長崎のイメージがありますが
私の住んでいたあたりでは
家庭でちゃちゃっとありあわせの野菜なんか入れてちゃんぽんを作っている人が多かったですね。
あの頃、まだ子供が小さかったので
おうちに遊びに行ったり、来てもらったりして
一緒にお昼ご飯なんか食べることが多かったのですが
そんな時、いろんなおうちでごちそうになりました。
野菜もお肉もシーフードもたっぷり入って
これ一品で栄養バランスもばっちりだし
子供も大好きなので
子育て中のママたちにとっては、大助かりのメニューだったのです。
そんなわけで、ときどき無性に食べたくなり
作って食べると、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになります。
今日は、お昼に作ってみました。
具材は冷蔵庫にあったものを適当に。
キャベツ、ねぎ、にんじん、豚肉、エビ、さつま揚げ、えのき等
私の勝手な印象かもしれませんが
小倉の友人は、さつま揚げ好きが多くて
ちゃんぽんにも、お鍋にも、いろんなものにさつま揚げが入っていました。
普通、ピンクのかまぼことかが入るところをさつま揚げにすることで
ちょっと甘めの味になり
それが、小倉の味って感じがしています。
具材をさっと炒めたところに、少なめの水を入れて蒸し煮にし
全体をさっと煮たところに、豆乳を入れるのが私流。
野菜はあまりくたくたに煮すぎず
ちょっと歯ごたえが残るくらいのほうが、私は好きです。
また、豆乳を入れることで全体に味がまろやかになって
豚骨風の味になるんです。
味付けは、塩と薄口しょうゆと、オイスターソースを少し
後は、香りづけのごま油とこしょうをたっぷりめに。
麺は、別鍋でゆでたちゃんぽん麺です。
最近は東京のスーパーでも手に入るようになりました。
ちょっと太めでもちもちした麺は、やっぱりおいしいですね。
フーフー言いながら食べれば
お腹の中からぽかぽか。
寒い日は、こんな具だくさんで熱々のちゃんぽんはごちそうです。
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