家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨夜は名古屋に泊まり
今日は、名古屋めしを堪能するために
朝から、本腰を入れて食べ歩きです。
こんな時、ギャル曽根ちゃんみたいに、いくらでも食べられるお腹があれば
食べたいものを際限なく食べられるのになあ、といつも思います。
胃袋に限界がある私は、
何を食べて、何を諦めるか
う~ん、心は迷うばかり。
効率よく名古屋めしを食べるために
しっかり作戦を立てて、後悔ないように行動せねば。
というわけで、まず向かったのが
熱田神宮!!
名古屋といえば、やっぱりここにお参りせねば。
そうして、その境内にある宮きしめんできしめんを食べる!!
これ、一日のスタートとしては、かなりいい線いってると思う。
それから、ぶらぶら名古屋の街を歩き
お昼ごはんの狙い目は、名古屋名物”ひつまぶし”!!
ひつまぶしといえば、蓬莱軒といば昇が有名で
蓬莱軒は、それこそ熱田神宮のところが本家ですが
実は、私はいば昇の、それも栄店のひつまぶしが大好きで
名古屋に行った時は、必ずと言っていいほど食べています。
なので、今回も、久しぶりの名古屋でしたので
いば昇のひつまぶしは外せません。
ひつまぶしの食べ方って、
まずはそのまま
二杯目は、薬味をのせて(薬味はわさび、ねぎ、粉山椒など)
三杯目はお茶漬け。
これが、王道のようですが
いば昇のひつまぶしは、美味しすぎるので
ねぎをのせるとか。お茶漬けにするとかが、勿体無くて
粉山椒をちょこっとかけるくらいで、シンプルに食べるのが一番美味しい!!
で、最後の一口にわさびをのせてお茶をかけ
ほんの少しだけ、お茶漬けの美味しさも味わう
というのが、私の食べ方です。
肝吸いも、シンプルだけど、本当に美味しいです。
さて、ひつまぶしでけっこうお腹いっぱいにはなりましたが
食後の珈琲でもと思い
コーヒーを飲むなら、やっぱりここは小倉あんトーストも外せない!!
小倉あんトーストの美味しいお店は色いろあるようで
どこで食べるかは、かなり悩みました。
あんこを挟んであるタイプか、あんこが上に乗っているタイプか
パンはしっかり焼いてあるか、焼きが浅めか
また、あんこがべったりぬってあるのか、ふんわりのせてあるのか。
う~ん、悩むなあ~・・・。
今日の気分は、厚切りトーストにふんわりあんこがのっているタイプかな
ということで
向かったのは coffeeshopKAKO
さっくりしたトーストの香ばしさと、表面に塗られたバターの香りと塩味
あっさりしてシンプルなあんこの美味しさと生クリームのコク
見事に調和が取れていて、想像以上の美味しさでした。
思うに、名古屋って、あんかけスパとか味噌カツとか、揚げ物文化とか
こってりと味が濃いイメージが有りますが
こと和菓子に関しては、びっくりするほど品が良く、あっさり目のものが多い気がします。
小倉あんトーストのあんこも
見た目はたっぷりのあんこがめっちゃ甘そうに見えるのですが
あんこ自体がものすごく品のいい甘さであっさりめなので
ぺろりといけちゃうんですよね。
(結果食べ過ぎる~)
いや~、名古屋の食文化は、奥が深いなあ。
で、かなりお腹は一杯になったんだけど
もう一見、どうしても食べてみたい味噌煮込みうどんがあったので
ここは、後悔を残さないように食べて帰ることに。
手打ちの味噌煮込みうどん ”まことや”
味噌煮込みで有名なところも美味しいのですが
こういう、地元に愛されているようなお店も、実はびっくりするくらい美味しかったりするのです。
ここのお店もまさにそうでした。
だしは赤味噌の味を前面に出した、甘さ控えめのしょっぱ目の味噌味。
けれど、甘さ控えめなシンプルな味が、逆に後をひきます。
更に、手打ちうどんの美味しさといったら!!
いかにも手打ちというようなコシ。
有名店の味噌煮込みのうどんの、ああいう硬い感じのコシではなく
本当に、シコシコしつつ、小麦粉の美味しさが感じれるような美味しさなのです。
また、太さが微妙に揃っていないようなところにも味があって
しみじみ、心のなかにしみるような美味しさです。
帰りは、まことやの隣の美濃忠で、くず餅と桜餅と上り羊羹を買って
これは明日のおやつです。
それにしても、名古屋は美味しいものが多すぎる
恐るべし、名古屋!!
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