家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
普段の生活の中で
じぶんは「イエス」と「ノー」のどちらを言うことが多いだろう?
「ノー」という事で、出会いやチャンスを失っているかもしれない。
そんなことを考えさせてくれる映画です。
「イエスマン」
銀行員のカールは、人付き合いが悪く
友人の誘いにも、すべての「ノー」
上司の誘いにも「ノー」
仕事で融資を頼みに来た人に対しても、すべて「ノー」
結果、人生全て後ろ向きで、人間関係もうまくいかず
離婚し、その傷も癒えず、昇進もできず、解雇寸前。
ある日、
すごくポジテイブに、人生を謳歌している友人に出会い
怪しいセミナーに誘われるんです。
最初は、そんなセミナーに行くことも「ノー」だったのですが
親友からも見捨てられそうになり
このままでは、孤独死するかも…と心配になり
思い切ってセミナーに出席するのです。
そのセミナーというのが、めちゃめちゃ怪しくて
教祖様みたいな人が出てきて
「あなたの人生に“ィエス”を招き入れなさい」というようなことを言って
参加者全員で“ィエス!!!”って叫ぶんです。
めちゃめちゃ怪しい。
けれど、そこですっかり洗脳されたカールは
どんなことに対しても「イエス」で対応すると誓うのです。
そこから、なんにでもィエス、イエス、イエス
これはさすがに、ちょっと・・・というようなことにも
イエス、イエス、イエス。
すると、性格がみるみる前向きになってきて
いろんなことが、どんどんいい方向に動いていく。
今までやれなかったことにも挑戦するようになり
そこで、新しい出会いが・・・。
まあ、そこから、つづきはいろいろあり
いい事も、悪い事も、いろいろある。
(この続きは、是非映画を見てください)
この映画を見て
いろいろ、思い当たることがたくさんありました。
迷ったときは「イエス」といって、前に進もう
とは思ってはいるのですが
ついつい「ノー」のスイッチが入ってしまうことが、私にもあります。
以前のカールは、自分の中にも確実にいます。
そして「ノー」のスイッチが入ると、いろんなことに後ろ向きになって
臆病になり
どんどん自分の殻にこもってしまうんです。
ワカル、ワカル。
たぶん「ノー」と言うことで
どんどん自分の周りに壁を作って
いやなことや、見たくないものから、
眼をそらして逃げているんですよね。
だって、「ノー」といって、シャッターを下ろすのは、とっても簡単で楽なんだもん。
でも、自分に言い訳をして、逃げる癖がついてしまうと、
どんどん「ノー」ばかりの人生になってしまう。
それも、すごーくよくわかる。
逃げることで、自分を守っているつもりなんだけれど
実際は、孤独になって、どんどん臆病になって、どんどん弱くなって
どんどん怖くなって
もっともっと「ノー」といって、壁を作らずにはおれなくなくなる。
「イエス」は一歩前に踏み出すきっかけですね。
もちろん、何に対しても「イエス」っていえばいいってわけじゃないけれど。
要は意識の問題。
イエスって、エネルギーがいるけれど
だからこそ、ちょっと頑張って「イエス」を言ったら
それだけで、気持ちが、ちょっと前向きになる。
不思議だけれど、イエスには不思議な力がある。
迷ったら、「イエス」
とりあえす「イエス」といって、前に進む。
更に「イエス」は、自分のためだけではなく
誰かのために、何かの役にたつことが出来たりもする
自分と誰か別の人や、何かをつないでくれるきっかけになったりもする。
若いときは、それが当たり前にできたのになあ。
だんだん、最近は、いろんなことに、ちょっと憶病になりつつあるなあ
ちょっと反省。
前に進んで、一歩踏み出して、何か新しいことに向かうのも
殻に閉じこもって、いろんなチャンスを失うのも
自分自身の、気持ちの問題ですね。
「イエス!!」
って、口に出せば気持ちが前向きになるし
「ノー」
っていえば、そこで終わる。
「イエス!!」っていって
前向きに生きたほうが、絶対に楽しい、
自分の心を奮い立たせるのは、実は、こんな簡単な言葉だったんだ。
そんな当たり前のことを、思い出させてくれた映画でした。
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