家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日のお昼ご飯は焼き魚定食
なーんて書くと、ちょっとカッコよく思えるけれど
要は、塩サバと塩鮭を焼いただけ。
後は切り干し大根の煮物ときゅうりの即席漬け
そして、豆腐とわかめの味噌汁。
はっきり言って地味めしです。
でもね、こういう地味めしの時、
私は、ご飯を炊いちゃったりする
ここに炊きたてご飯がくるだけで、気持ちがわ~ってなる。
ごちそうっていうんじゃないんだけれど
わっ、炊きたてご飯だって思うと
心がちょっと、るんってする。
ご飯は土鍋で炊いて、食卓の上にデーンと乗せて
おかわり自由にどうぞ。
こうすると、勝手にどんどん、自分たちでよそえるので
それもまた、楽しかったりするんです。
最初は焼き魚で食べて
そのあと、もう少しご飯を食べようかな~ってなって
冷蔵庫から、キムチやら、つくだ煮やら、焼きのりなんかも出してきて
どんどん、ご飯が進んで
なんかわかんないうちに、おなか一杯になって
今日のお昼ご飯、おいしかったね~ってなる。
別に、何にもしてないけれど
美味しかった~って思える、これは炊きたてご飯の力かな。
手をかけることが愛情じゃないし
オシャレも、インスタ映えも
家庭料理の本質とは関係ない、と私は思っています。
気楽にワーッと食べて
普通に淡々とおいしくって
あ~、たべた、たべた、ごちそうさま~
って感じで、終わる。
すごく、ごちそうがあるわけではなく
特に手がかかっているわけでもなく
特別なものもなく
だから、別に褒められるわけでもなく
でも、そういうのが、いい家庭料理なんじゃないかなと思っています。
そんな風に、毎日のご飯が続いていくのがいいなって思ってる。
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