2020.05.24

読書日記「キングダム」

ここへきて、もう一度最初からキングダムを読み返しています。

 

「キングダム」(原泰久著　ヤングジャンプコミック)

 

これはもう、言わずと知れた人気漫画。

秦の始皇帝が中国全土を統一するまでの話です。

 

発売すぐに大ブレイクして、その時に私もずーっと読んでいたのですが

なんやかんや忙しくなって、40巻くらいまでで中断していました。

(現在5８巻まで出ています)

 

それで、もう一度最初から読み返してみることにしたのでした。

 

時は春秋戦国時代。

秦の国は、隣国の魏、趙、楚、韓と緊迫状態にあるのだけれど

秦の内部には継承者争いが起こっています。

 

兄の政と、弟の成きょう。

まずは、ここを一つにまとめなければ、敵国と戦えません。

 

この秦国トップの争いに巻き込まれたのが

信と漂。

下僕の出身だけれど、いつか大将軍になることを目指していました。

 

日々鍛錬していたのですが、その秦国のトップ争いに巻き込まれ

漂が死んでしまい

残された信が、大将軍を目指して、戦いに挑んでいく

・・・というのが、ざっくりとしたストーリです。

 

そもそも、

下僕という奴隷階級の身分では、兵として戦いに参加する資格もないのだけれど

そんなことをものともせず、

ただただ、相手に向かっていくのです。

 

この信の、どこまでもポジテイブでめげない心

ここが、なんといっても、この漫画の最高の魅力です。

 

絶対あきらめずに、前に進んでいく力は

それだけで、勇気をもらえます。

 

更に、

強いものには、強いものの戦い方がアリ

弱い者には、弱い者の戦い方がアリ

大きな軍には、大きな軍の戦いかた

小さな軍には、小さな軍の戦い方がある

 

弱くても、小さな軍でも

やり方を間違わなければ、負けない。

勝てなくても、守り切ったならば、負けではない。

 

戦い方の道筋や勝つための方法は一つではない。

自分を知り、自分のやり方を信じること、仲間を信じる事

そういうことを教えてくれるのも、感動するところです。

 

まずは、16巻までが、一つの話です。

（秦王の継承者争いの話と、趙との因縁対決が終わるまで）

 

趙のホウケンVS秦の王騎

宿命の戦いの裏に隠された、壮絶な王騎の過去

そして、謎の人物李牧の出現。

その辺が主なストーリです。

 

本当に、ひやひやドキドキ、

信はどんどん強くなり、成長し

出会いと、別れが・・。

 

そういえば

作者の原泰久さんって、バガボンドの作者の井上雅彦さんのお弟子さんだそうで

何か同じ匂いを感じるなあって思います。

(だから、私、どちらも好きなんだと思います)

 

ただ、バガボンドの宮本武蔵は

孤独を愛し、他人を寄せ付けず、ひたすら自分の内面と戦っているところがありましたが

キングダムの信は、強くなるために、仲間を想う

率いることの難しさと、集まることの強さを両方学んで、自分自身の強さにしていく。

 

そこのところがまた魅力なんです。

 

あっ、ここで一つだけ大事な事が。

16巻は、家で読んだ方がいいです。

これ、絶対。

 

この16巻、以前読んだ時

話の展開を知らなかったので電車の中で読んでいて

電車の中で、号泣しました。

 

本当に泣ける。

ネタバレになるから、書きませんが

私、電車の中で、鼻水垂らして、声出して泣きました。

 

今、思い出しても泣ける・・・。

あああ～～～～～～～～王騎～～～～～～～～～～！！！！！！！

 

号泣するので、是非おうちで心置きなく。

私からのアドバイスです。

 

目下22巻まで読みました。

 

秦の将軍、蒙豪VS魏の廉ば

今まで廉ば将軍に一度も勝ったことのない蒙豪将軍

果たして勝算はあるのか！！！？？？？？

 

ひえ～～～～～～～～

手に汗握る、ホントに熱いです。

 

一日一巻。

ワクワク、ドキドキ、ハラハラし

時々、泣いて鼻水垂らしながら、

日々、エネルギーをもらっています。

 

まずは16巻まで読んでみてください。

本当におすすめ。

 

私の大好きな王騎将軍です！！！！

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