家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
最後の一秒まで、ハラハラドキドキ
さすがスパイ映画の金字塔!!OO7シリーズはすごい!!!
「カジノ・ロワイヤル」
開高健さんを読むと、スパイ小説が読みたくなり
スパイ映画が見たくなり
スパイ映画といえばOO7だ!!
という事で、初めてのスパイ映画に挑戦してみることにしました。
ところがOO7って、50年以上の歴史があるんですね。
確かに、子供の頃に映画をやっていたのを覚えています。
私の子供の頃は、たぶんショーンコネリーがジェームズボンドだったとおもうんだけれど
子供だったから、全然見た記憶もなくて
シリーズの中のどれを見たらいいのか、さっぱりわからん。
それで、ネット情報などで調べた結果
とりあえず、
6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・グレイグのものを
年代をさかのぼってみるのがいいらしい、という事を知り
ダニエル・グレイズ初登場の作品
「カジノ・ロワイヤル」を見てみることにしたのでした。
スパイものというと
国と国との間で戦争の秘密情報を探り合う
みたいなイメージだったのですが
全然違っていました。
テロリストがテロのための資金を調達するのを
阻止するために、スパイを使って探る、みたいなことが大きな柱で
すごくリアリテイ―のある話です。
テロ組織の資金運用を代行して、巨額の富をもたらしている人物は誰なのか
それを探るために、資金を動かしている末端の組織を探り
生け捕りにして、黒幕までたどり着く
それがボンドに課せられた任務です。
なんだか話のスケールがでかい。
ネタバレになるので、詳しくは書けませんが
とにかくスケールが大きくて
最初から最後まで、息つく暇がありません。
途中、カジノでのポーカーのシーンがあるのですが
賭け事の経験が全くない私のようなものが見ても
めちゃめちゃ面白い。
そして、そのカジノのシーンで
ボンドがドライマティーニを注文するんだけれど
ジン3にウオッカ1、キナリレ1/2をシェイクしてレモンピールのスライスを入れてくれ
って注文するんです。
(キナリレというのは白ワインベースのリキュールだそう)
これ、OO7の作者のイアンフレミングが、この小説のために考えたものだそうで
ジェームスボンドのファンの中では、有名なお酒なんだそう。
映画の中で、ボンドが、資金調達係の女性ヴェスパーの名前を取って
ヴェスパーマテイーニと名付けるシーンがあって
(因みにヴェスパーは、宵の明星っていう意味)
その時、ボンドとヴェスパーは、とってもいい関係になっていて
ヴェスパーが、なぜ、その名を付けたのかって聞くと
一度味を知ったら、他は飲めなくなるから・・・ですって。
(つまり、君を知ったら、他の女性なんて…ってことを言っている)
ひええええええ~~~~キザ~~~~~~~~。
でも、ぐっとくる~~~~~~~~~。
たぶん、このシーンで、悶絶した女性は計り知れないと思う。
はい、もちろん私も悶絶しました・・・。
それにしても
ダニエル・グレイグ演じるジェイムズ・ボンドのカッコよさは何なんですかね。
全てがかっこいいんだけれど
中でも、走り方が、すごくかっこいい。
お酒飲んだ後でも、全速力で走るんです。
ありえない。
しかも、頭の回転が速く
一瞬にして、的確な判断を下す。
そして時々見せる、はにかんだような笑顔。
ああ、再び悶絶・・。
OO7、ハマる予感。
小説の方も、読んでみたくなりました。
これ、本当におすすめ。
コメント