家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
一日に、5杯以上コーヒーを飲んでいました。
自称、コーヒー中毒。
カフェインが切れたら使い物にならなくなっていたんです。
それが、生活リズムを朝型に変えて
12時には寝るようにしたら
嘘みたいに、コーヒーを欲しなくなったんです。
考えてみたら
以前は、コーヒーを楽しむというより
カフェインを体に注入するような感じで飲んでいたところがあって
とにかく、カフェインを体に入れないと頭がぼーっとしてきていました。
ところが！！
まっとうな生活リズムで暮らしたら
頭が、カフェインなしでもしっかり動くようになったんです。
やっぱり、人間も動物なんですね。
すごい。
生命としての身体は、自分自身の所有物のように見えて
けっして自らの制御下に置くことはできない
これは、先日読んだ本に書いてあった、福岡伸一先生の言葉ですが
改めて、その意味の深さを思います。
自然のリズムに逆らって、休むべき時間に活動し
カフェインで無理やり起こして、活動する。
考えてみたら、なんとも不自然な事で
自分の身体を、自分の意思でコントロールしていたつもりが
実際は、自分の体一つ、何にも思うようになっていなかった。
コロナの自粛生活の中で
思い通りにならない、いろんなことを思う一方で
自分の中の自然なリズムに気づく。
思い通りにならないことを思い通りにしようともがくより
自然の流れに寄り添って暮らすことの方が
当たり前で、自然で、心も頭も平和です。
イレギュラーな事が起こったことで
見えてくるものがあるんですねえ。
肩の力を抜いて、自然に逆らわずに暮らしてみて
世界が全く違って見え始めています。
コメント