家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
ヒューマニエンスいう番組で
「“皮膚”は0番目の脳?」
というのをやっていたので、見ました。
皮膚というのは
どんな役割をしているのか
たんに、体の表面をガードしているだけではないんですね。
昔人間がまだ、人間になっていなかった時代
体は体毛に覆われていたのですが
人類へと進化する過程で、体毛が少なくなった。
それはつまり、皮膚を外に出すためで
それは人類が生き抜くために
皮膚を外部の情報をキャッチするためのセンサーとして使うためだったのだそう
皮膚科学というものがあって
皮膚がどんな役割を担っているかの研究はかなり進んでいるようで
音楽を聴いたり、
幸せホルモンの分泌を促したり
血流をよくしたり
皮膚が脳に何らかの指令を送っているというのです。
たしかに
私にも思い当たることがあって
というのも、
最近はテレビの収録とかでも、ビニールの手袋をはめて
顔には透明のガードをつけたりして料理するのですが
手袋や、顔のガードをつけたりすると
なんかとたんに、料理との距離がつつーっと遠くなってしまって
わーっ、おいしそう~って感じが
なんかちょっと薄まってしまうような感じがするんです。
やっぱり、料理に直接触るっていうのは
単に触覚だけの問題ではなく
直接手で触れて料理することで
何か、心のセンサーが反応しているんじゃないかな。
そういえば、
昔糠漬け教室というのをやっていたことがあるんだけれど
あの時、参加してくださっていた若い生徒さんたちは
皆さん、ぬか床に手を入れて
ああ~気持ちいい~
なんておっしゃっていました。
ぬか床ですよ。
あれもまた、皮膚から、何かが伝わって
幸福感に包まれたりしたのかなあとも思います。
そう思うと
料理は皮膚から感じることも多いので
ワクワク楽しくなったり
幸福を感じたり、心が落ち着いたり
料理は、心にも効くなあ。
手っ取り早く、機械でがーっとやるのもいいですが
時に、自分でこねたり、丸めたり
そういうことも大事ですね。
なんやて?
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