家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日の家庭の医学では
納豆料理を3品紹介しました。
今回は骨粗鬆症予防ということで
カルシウムとビタミンK、ビタミンDという観点から
骨に良い料理を考えてみました。
ビタミンKは吸収されたカルシウムを骨に取り込むのを助け
ビタミンDは腸でのカルシウムを助けてくれます。
今回の番組ではビタミンKに注目した切り口になっていましたが
今回紹介したレシピでは一食で
ほぼ一日に必要なカルシウム量を満たすくらいのカルシウムが取れるようになっていたのでした。
今回の料理で使った食材の中で
特にたくさんカルシウムを含んでいたのは
まず、今回の主役納豆ですね。
それから
桜えび
ちりめんじゃこ
サバ缶
油揚げ
厚揚げ
切り干し大根
糸こんにゃく
小松菜
水菜
ごま
チーズ
ビタミンD食材としては
ちりめんじゃこ
きくらげ
サバ缶
でした。
今回の料理では使いませんでしたが
丸干しイワシ
ししゃも
チンゲンサイ
ひじき
などにもカルシウムが豊富に含まれていますし
ビタミンDは
鮭や干ししいたけにも豊富に含まれています。
カルシウムというと乳製品や小魚というイメージがありますが
それだけではなく
青菜類や海藻類、大豆製品にもたくさん含まれていることを頭の片隅に入れておけば
ちょこちょこ献立に取り入れるのは
それほど難しいこともないように思うのですが
いかがでしょうか?
骨粗鬆症のリスクは男性より女性のほうがはるかに高く
大体45歳くらい
閉経の少し前くらいから急激に骨密度が減っていくと言われています。
女性ホルモンによって、カルシウムが骨から溶け出すのを守ってくれていたのが
閉経の前くらいから女性ホルモンの分泌量が減っていくため
急激に外に出て行ってしまうらしいのです。
守られているとついつい、頑張らなくなってしまうから
急に守ってくれるものがなくなると
あたふたするばかりで、自力では守りきれなくなってしまうんですね。
女性の平均寿命って、今や86歳。
元気に楽しく長生きするためには
足腰丈夫でなくっちゃね。
そのためには、早め早めに骨を意識して
骨にいいものを意識して食べる、これ大事ですね。
それからもう一つ
骨のためには日光にあたり、運動をするのも大事。
寒いとなかなか外に出るのも体を動かすのも億劫になりがちですが
元気で楽しく生きるというのは
自分のためでもあり、家族のためでもあるわけですから
よいしょっと掛け声をかけつつ
ひと頑張り。
未来への健康貯金と思って
体を動かし、カルシウム補給している私です。
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