家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
金曜日から神戸に入り
土曜日はがん予防と健康習慣というシンポジウムに出席して来ました。
せっかく神戸に行ったので
夜は、洋食屋さんへ。
目指すはビフカツです!!
ビフカツというのは
文字通り牛肉のカツ。
これって、関東の洋食屋さんでは、そんなにポピュラーではなく
関西の洋食っていう、メニューの1つです。
ビフカツととんかつの決定的な違いは
とんかつはしっかり中まで火を通さないといけないのに比べ
ビーフカツは牛肉なので、レアの仕上がりで食べられるところ。
一口大に切り分けられた切り口は、ほんのりピンクで
その絶妙な火の通り方とさくさくの衣が、このビフカツの命です。
今回行ったのは
神戸三宮から少し外れた路地に入ったところにある大衆的な洋食屋さん。
もし家の近所にあったら、家族と一緒に食べに行ってるだろうなあという感じのお店です
さて、出てきたビフカツ。
ひとくち食べて、うなりました。
サクサクの衣の中でお肉がいい感じに蒸し焼きにされ
肉汁を保ちつつ、絶妙に火が通っていて
中心部はレアなのに、しっとり柔らかく、旨みも充分です。
これこれ、関西に来たら、やっぱりビフカツ食べなくっちゃね。
普段、揚げ物はそんなに好きではないのですが
我を忘れて食べちゃいましたね。
後もうひとつ気になって頼んだのが
豚ヘレ肉のチーズ焼き
豚へレ肉って、この言葉が関西っぽいですよね。
豚のフィレ(ヒレ)肉のことを、関西ではヘレ肉というんです。
私も子供の頃から、ヘレ肉という言葉を普通に使っていたので
東京に来て、肉屋さんでヘレ肉あります?って言ったら
ヘレ肉って何?って笑われたことがあって
子供の頃から食べていた食文化を全否定されたような気持ちになったことがありましたが
メニューに堂々と豚へレ肉と書いてあると
やっぱ、ヘレ肉やんねえ~と、安心したりします。
ビバ、ヘレ肉!!
そんな訳で、この豚へレ肉のチーズ焼きというのも食べました。
これはヘレ肉をとんかつにしたところに、トマトソースとチーズをのせて焼いたもの。
こちらもヘレ肉がしっとりジューシーで、
また、ヘレ肉の下味の塩加減も絶妙で
やっぱり言葉をなくして頬張りました。
前日入りさせていただいたおかげで
神戸の洋食を楽しむことができて、大満足。
次の日、パネラーとして出席した
がん予防と健康習慣のシンポジウムも大盛況で
神戸の皆さんの健康に対する関心の高さにも感心した一日でした。
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