家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
お茶といえば、
昨年暮れに茶こし付きの保温カップを買いまして
最初はおもちゃみたいなものかと思ってたんですけど
使ってみると、これがなかなか具合がいいのです。
カップの中に紅茶の茶葉を小さじ2杯ほど入れ
熱湯を注いで2分
後は茶こしをぐ~っと入れこめばOK。
更にいいのは
紅茶の茶葉を入れるときに
おろしショウガを一緒に入れるんですね。
しょうが紅茶って、
おろしショウガをそのまま入れると紅茶の繊維が口に残るので
それまでは別の容器にすりおろして、生姜汁だけを紅茶に入れてたりしたんです。
しょうがを下ろすだけなので、別に大した手間ではないのですが
でも、紅茶を飲むたびにおろし器と器と、なんか一杯こまごま洗い物が出るというのが
やっぱりちょっと面倒で
もう少し簡単にやれる方法はないかと考えていたところだったので
これはもう渡りに船と言いますか
茶葉と一緒にギューっと茶こしに押されてカップの底にいくので
とっても楽ちんなんです。
おかげで一日に何倍も生姜紅茶を楽しめるようになりました。
ちなみに生のしょうがに含まれるジンゲロールという成分が
免疫力をアップさせるそうなのですが
ジンゲロールは空気に触れるとどんどン減っていき
15分後には3割程度にまでなってしまうと書かれている本もあります。
また、加熱することによって、ショーガオールという成分に変わるそうなんですね。
大体60度くらいから変化し始めるのだそうで
ショウガオールにかわると、血行を良くしたり発汗を促進したりするそうなんです。
だからしょうがはおろしたてを
最初から茶葉と一緒にカップに入れておいて
そこに熱々のお湯を注ぐのが私のこだわりです。
確かにこの作り方で生姜紅茶にすると
飲んですぐから、もう体がぽかぽかしてきます、ほんと。
あっ、それから
これは以前テレビの番組で、冷え性改善料理を担当させてもらった時に
番組で教えてもらったことなのですが
しょうがとかネギとか唐辛子とか
そういうものって、たしかに即効性があって
すぐに身体がぽかぽかしてきますが
その温まった温度をキープするには
タンパク質をしっかりとっておく必要があって
タンパク質を食べる量が少ないと
体温をキープできないそうなんですね。
特に女性は(肉食女子は別として)タンパク質の取り方が少なくて
冷え性になっていることも多いので
良質タンパク質を意識して摂ってみると、身体が冷えにくくなるんじゃないかと思います。
良質タンパク質のおすすめは
卵、豆腐、納豆
それから脂肪の少ない肉
鳥の胸肉や豚のもも肉とか
後、魚類ですね。
野菜は体にいいと言われていて
確かに野菜をたっぷり食べるのはとってもいいことですし、必要ですが
何事もバランス。
冷え性の方は、タンパク質の取り方をちょっと見なおしてみるといいかもです。
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