家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
寒い日には、昼ごはんにうどんを作ることが多くなります。
たいした具がなくても
熱々のうどんでお腹の中から温まると
なんだか幸福感、味わえます。
今日の昼は、我家の定番ネギ豚うどんでした。
その名の通り、豚肉と長葱と生姜
長ネギは一人1本、タップリと入れます。
だしは、昆布と煮干しですが
豚肉を少し入れると、いい甘みが出ますね。
お肉が少ない時は、タンパク質の不足を補うために
卵を落としたりもします。
で、もうひとつ、うちで欠かせないものがあって
それはとろろ昆布。
水溶き片栗粉でとろみを付ける代わりに
うどんを器に盛ってから、たっぷりととろろ昆布を乗せるんです。
とろろ昆布は旨味が多いので
お汁を薄味にしても、
とろろ昆布を入れることで、薄味をカバーしてくれるし
お汁をすったとろろ昆布がいい感じに麺に絡むので
これも、薄味をカバーしておいしく食べられる。
さらに
食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム等のミネラルも豊富。
これらはナトリウムを排出させてくれる効果が期待できるので
麺類だと塩分が気になる、という人も
とろろ昆布を入れることで、ちょっとは安心できるんではないでしょうか?
関西人はうどんにとろろ昆布というと当たり前な感じではあるのですが
そういう習慣のない方も、是非やってみて下さい。
ちなみにとろろ昆布って、
縦の繊維は手でスーッと裂けるんですけど
そのままおつゆに入れると、ながーい繊維が切れないので
喉に引っかかったりすることがあります。
(特にちっちゃい子供とかお年寄りは注意)
だから、適当な長さに最初ハサミでチョキチョキ切ってから手で割いておくと
使い勝手がいいですよ。
海藻とかきのことか
低カロリーで食物繊維が多いものは
血糖値の上昇も緩やかにしてくれる素材だし
カロリーを抑えつつ満腹感もプラスしてくれるので
私は意識して食卓にのせるようにしています。
もし、使いかけて忘れているとろろ昆布があれば
是非、うどんや味噌汁、スープなどにぱらりと入れてみて下さい。
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