家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
次回の本の撮影まであと数日
撮影の前半のレシピは完成し
後半のレシピもほぼ出来上がって来ました。
撮影日に向けて
もうひとつやらなければならない仕事があって
それが撮影のスケジュール作り。
ふつう料理研究家がこういうことはしないと思うし
本のページ順に撮影していくんじゃないかと思うので
別に計画など立てる必要がないはずなのですが
私の場合、買い出しも作るのも一人なので
撮影が続くと
2日目以降は買い物にいけなくなるため
魚とか、日持ちしない食材を使った料理から撮影し始め
途中、スーパーのネット宅配とかも利用するので
ネット宅配で買っても、品質が変わらないようなもの
例えば、豆腐とか牛乳とか
そういった食材を使ったレシピの撮影は
あとの方に持って来る必要があるのです。
また、
全ての食材が一度に来ると冷蔵庫に入りきらず
冷蔵庫にパンパンに入れると鮮度も落ちるから
撮影日ごとのレシピにそって、
何回にも分けて配達してもらうように
食材のオーダーを入れるんです。
結構これがややこしく
頭がこんがらがってくるわけでして、
配達日を間違うと、
撮影計画そのものが狂ってくるので
(過去に何回か経験済み)
ここはもう、絶対間違ってはいけないところ。
そういった食材調達の、すべての元になるのが撮影計画
これにそって、買い物をし
宅配にオーダーを入れ
買い物をするわけなので。
自宅の普通の台所で撮影しているので
煮込み料理をやりながら、
火を使わない料理を作り
その間に、ささっと炒めて仕上げ
その間に漬け込んだりマリネしてある物をささっと取り出して
切ったり盛り付けたり
手順や道具も重ならないように考えるのも大事
でも、これって、普段の食事作りの中でも言えることで
道具と手法が重ならないようにして同時進行させれば
数品のおかずも、短時間で作れてしまうわけです。
撮影前にこのスケジューツを立てる時が
一番ドキドキします。
ここがうまくいって
さっさと作れることが予測できると
ああ、今回のレシピ本も
ささっと作ってもらえるレシピを書くことができた
と、ひと安心します。
今の時点で、まずはひと安心。
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