家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は小正月。
小豆粥を食べる日ですね。
昨日のうちに小豆を炊いて
小豆粥用に少し取り分けておきました。
残りはもちろんあんこです。(あんこ好き!!)
七草粥の時はお米から炊いたんですが
今日は冷凍してあった雑穀ごはんを使って
雑穀小豆粥です。
作り方は水とごはんを鍋に入れて火にかけ
4~5分にてとろりとした所で
柔らかく煮えたあずきを煮汁ごと入れるだけ。
あずきを最初から入れると、
ごはんが煮える間にあずきに火が入りすぎてぐちゃぐちゃになってしまうので
あずきは煮上がりに入れてさっと火を通すのと
煮汁ごと入れるのがポイントかな。
あずきの煮汁を入れることで小豆粥らしい色になるし
味も香りも良くなるし
それにあずきの煮汁には利尿作用があるらしく
むくみが取れるんですよね。
こどもが小さい頃は時間がなくて
豆を煮るのも圧力鍋でちゃちゃっと煮ていた時期もあるけれど
そんな風にちゃちゃっと煮てしまうのが、最近はなんか勿体無くて
土鍋でコトコト煮ています。
台所で豆をコトコト煮るときは
リビングのテーブルにパソコンを持ってきて
豆の煮える音を聞きながら仕事をして。
そういう時間が、なんかすごくいいなあ~って、最近は思えます。
自律神経の働きが健康に大きな影響を及ぼしている
という内容の本が昨年大きな反響を呼びました。
(なぜ「これ」は健康にいいのか? サンマーク出版)
それによれば
自律神経のバランスを整えることで、いろんな不調が改善されるとあります。
大事なのは
ゆっくりを意識することなんですって。
あずきをコトコト煮ていると
なんだか気持ちがゆったりして
前かがみの姿勢がまっすぐになって
そうすると、大きく深く息ができるようになって
小さなことをくよくよ考えたり
些細なことでイライラしたり
そんなことが、なんだか馬鹿馬鹿しくなってきます、ホント。
日曜日
もしも家でゆっくりされるのなら
あずきをコトコト煮てみるっていうの、どうですか?
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