でいりいおくじょのBLOG

2021.09.21

読書日記「雑草という戦略」

植物好きにもいろいろありまして

私は、昔から植物好きではあるのですが

特に雑草と発芽が大好き。

 

雑草のしたたかさや、柔軟性や、粘り強さには

昔から敬服していて

道を歩いている時でも、

アスファルトの隙間から生えているエネルギーを感じてニンマリしてしまいます。

 

今日読んだのは

「雑草という戦略」(稲垣栄洋著 日本実業出版社)

 

稲垣先生の植物&雑草関連の本は、どれも面白いのですが

この本は、雑草をビジネス理論でとらえるところが面白いなあと思ったのでした。

 

ビジネスと雑草がどう結びつくのか

 

いやあ、雑草すごい戦略家です。

 

何がすごいかというと

雑草は弱いんですよ。

生えている場所だって、何が起こるかわからない不安定な場所で

踏まれたり、引っこ抜かれたり、犬におしっこをかけらたりしている

でも、そこで生きている

わざわざそういうところに生える、

そこが彼らの戦略だってところ

それが、すごいと思うんです。

 

雑草は弱そうに見えて、実は打たれ強い。

弱さと小ささ、不利な環境を武器に変える戦略を持っていて

したたかに生きているのです。

 

例えば

オオバコは、アスファルトの隙間に生えています。

なんで、わざわざ、そんな踏まれやすいところに生えているのかっていうと

踏まれることで、種子を足の裏にくっつき(種子は粘着質)

他の場所で自分たちの子孫を増やしていくんです。

もちろん、葉っぱの方も踏まれてもいいように柔軟にできていて

踏まれてもへっちゃら。

 

踏まれることで種をあちこちにばらまいて子孫を繫栄させる

それこそが、オオバコの生存戦略で

わざと踏まれるところに生えているんです。

 

踏まれても、起き上がらない!!

起き上がろうとさえしない。

 

雑草が生きている目的は種子をばらまいて子孫繁栄することだから

オオバコにとっては踏まれてなんぼ。

ふまれて種子をばらまけたら、ニンマリニンマリなんです。

ある意味潔くて、賢い

 

自分の与えられた使命(種をばらまいて子孫繁栄する)を全うするために

したたかに、賢く生きる。

学ぶことが多いわあ。

 

かつて、大きいことはいいことだ

と言われていた時代がありましたが

 

今は、確実に多様化しています

 

大きいのも、小さいのも

強いのも、弱いのも、

それぞれが、同じ土俵で生きています。

 

大事なのは、それぞれの戦略を間違わないこと

小さくても、弱くても

それは決してマイナスではなく。逆に長所にもできる。

大きいことが外敵に狙われにくかったり、

太陽の光を絵や買ったりするように思うけれど

小さくて弱い方が、状況の変化に柔軟に対応できる。

 

自分の目指すところがぶれないようにすることが大事です。

 

逆境にあっても

自分のいちばん大事なところに、一転集中してエネルギーを注ぐことで

したたかに生きていける。

今まさに、そんな風に生きなければ。

そんな風に思えました。

 

うん、自分に合った生き方

それを見つけることが大事ですね

雑草が、大木になろうとしちゃいけないし

なろうとする必要はないのです。

そのことを改めて思いました。

 

雑草のごとく強く生き抜く

これからの時代

弱くて強くて、賢くなくっちゃね。

 

2021年9月21日本

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