家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
芸能人の方に、料理を作ってもらって
格付けする番組があって
卵焼きがテーマの時
模範となる作り方の映像出演をしたことがあります。
それも2回。
卵焼きは、子供のお弁当を作っていた時期
毎日のように作っていたので
ます、失敗することはないのですが
ああいう番組で、お手本を示すのは
やっぱり、めちゃめちゃ緊張します。
しかも、
普段使っている自分の卵焼きではなく
スタジオのを使うので
それが正直、問題なんです。
これは、どうやっても上手に焼ける気がしない
というような卵焼き器が出てきたりするもので。
見るからに、これはだめだと思う卵焼き器は
軽くて薄いタイプ。
すぐに熱くなってしまうので卵が焦げてこべりつく。
100均で卵焼き器を見つけたことがあって
それがまさにそういうタイプで
どうやっても、上手に焼くことはできませんでした。
そんなことも思い出したりすると
ますます全身から汗が噴き出す…。
だから、打ち合わせ段階でフライパンを見て
ああこれはだめだと思ったら
撮影直前までの隙間時間を利用して
卵焼き器にたっぷりの油を入れ、とりあえず油をなじませて、
普段よりも多めの油を入れて焼くしかありません。
その撮影の時も
正直、焼きづらいタイプに近い卵焼き器で
本当に、運を天に任すしかないような状況でしたが
なんとか、うまく焼きあがりました。
(何百回と焼いてきた経験に助けられました)
弘法は筆を選ばず
っていうけど
弘法大使だって、ひどい筆で上手に字を書くのは難しいと思います。
いやあ、卵焼きは奥が深いなあ。
誰か、あれとって・・。
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