でいりいおくじょのBLOG

2012.12.05

野菜おかず238

『おくぞの流 簡単激早いきいき野菜おかず238』
             (講談社 1500円)
おかげさまで発売になりました!!
シリーズ5冊目となるこの本
(うち2冊は野菜おかず、1冊は肉おかず 1冊は魚おかず)
今回は、他の本との同時進行という状況もあったので
当初は、どうなることかと、ちょっと不安もあったのですが
 
いざ、スタートしてみると
全4冊から今回までに過ごした時間があったおかげで
 
その間に自分自身が成長した部分もあり
また、その間に試行錯誤してたどり着いた発見やアイデアもあり
 
途中からは、
そういった、自分の中にある形になっていない諸々のものを
どうやって、うまく形にして伝えていけばいいのかということを考えながら
一つ一つの食材と向き合えたように思います。
 
前2冊の野菜おかずは
できる限り、テーマとなる野菜だけで
チャチャッとシンプルに美味しい物を作れるかということをテーマにして
ちょうどグルメ時代のまっただ中でもあったので
野菜だけでも、こんなに美味しくて、ごちそうなるんだという思いを込めました。
 
今回の本も、野菜の美味しさをいかに引き出すか、ということは
メインテーマで
家庭でやれること、家庭でしかやれないことを丁寧に拾っていったつもりです。
 
加えて
今、一人暮らしとか、少人数の家族が増えて
家族皆んなが揃って、一緒に頂きますをするというのが
少なくなってきている気がするし、
また、手軽に買えるお惣菜やコンビニや
安くて美味しいごはん屋さんもあちこちにたくさんふえて
わざわざ作らなくても、生活は成り立つようになったというか
 
そんなことを考え合わせると
家でご飯を作るということが
Must でなくなりつつあるのかもしれないと思うんですよね。
 
でも、家庭料理研究家としては
やっぱり家庭で料理を作る意味というのはやっぱりあって
家で作るほうが野菜がたっぷり食べられるとか
経済的だとか
味付けを薄くしたり、油を控えめにしたりできるとか
更に、料理している匂いとか音とか、温度とか
家庭の台所からしか生まれてこない感覚的なものとか
 
後は、簡単に作れて
後片付けもめんどくさくないとか
 
そういう、付加価値というか
なにか、家で作るメリットをプラスしたレシピを紹介することが
私としては
家庭料理研究家としての役割なのかなと思ったりしています。
 
だから、今回の本では
野菜だけのシンプルレシピに加えて
 
野菜+肉とか、野菜プラス魚
という一品で栄養バランスが取れるシンプルレシピもたくさん加え
また、丼ものや麺類(これ一品で満足できるようなもの)もたくさん加えました。
 
何れにしても
これまでのこのシリーズのトーンを壊さないように
テーマとなる野菜の旨味を引き出し、シンプルに料理するというテーマは一貫しています。
 
家庭で作るからこそ味わえる美味しさや幸福感や満足感が
絶対あると、私は信じていて
その思いが、この本で伝われば嬉しいなと思っています。
 
手にとって頂く機会があれば
本当に嬉しいなと思います。
 

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