家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
夕飯は餃子です。
こういう時の副菜って、迷いますね。
餃子はたくさん作れば、それだけでお腹いっぱいにはなるけど
餃子だけっていうのも、なんだかちょっとって感じがするし
かと言って
餃子を作るのに手がかかるから
手のかかる副菜を作るのはちょっとめんどくさい。
そんなとき、私がよくやるのは小鍋です。
鍋なんですけど
野菜たっぷりでシンプルに仕上げれば
野菜料理と汁物も兼ねるので、
簡単にできてナイスです。
今日ははりはり鍋。
はりはり鍋というのは
京都ではお馴染みの鍋で
本格的には水菜とクジラでやるのでしょうが
クジラの代わりに豚とか鶏肉とかでもやります。
要は、スープの中で
水菜をしゃぶしゃぶして食べる鍋なんです。
ちょっと油の入った旨みの濃いスープでやると
さっと火を通した水菜にそのスープが絡まり
すごく美味しいんです。
さっと火を通しただけの水菜って
ちょっとしんなりしつつ、シャキシャキ感が残っていて
ポン酢しょうゆで食べると最高!!
水菜の食べ方としては、最も美味しいんじゃないかと思っています。
うちでは、
濃い目の鰹だしで
水菜と油揚げだけのはりはり鍋っていうのもよくやりますけど
(もちろんこれがメインの鍋ではなく、あくまで副菜として)
今日は餃子との組み合わせなので
鶏と水菜のはりはり鍋にしてみました。
鍋に昆布と水と酒を入れて火にかけ
沸騰したところで塩をした鶏もも肉を入れ
再び沸騰したら弱火で5分にて
あとは火を止めてそのまま余熱で火を通すだけでスープができるので
とっても簡単。
余熱で火を通している間に
餃子を包みます。
後は餃子を焼いている間に
水菜を切って
食卓にカセットコンロをセットしてお鍋をスタンバイ
食卓の上で水菜をしゃぶしゃぶして食べるんです。
ベースが鳥のだしだと
鶏から出た旨味と脂のコクが水菜に絡まり
たっぷりの水菜がいくらでも食べられます。
お鍋というと
ついついメイン料理と思いがちですが
こんなふうに野菜料理と汁物を兼ねたような鍋物は
簡単で栄養バランスも取れておすすめですよ。
最後はご飯にスープを掛けて、スープかけご飯にし
残ったスープは次の日のおじやになります。
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