家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
一時、重度の成人性アトピーになってしまった時期があり
化学物質や添加物を排除する生活をしていました。
(これは、これまでにも書いたことがあります)
その時
環境問題やら添加物について、かなりストイックに対応する団体に
一時、所属しておりまして、
いろんな勉強をしたことがあります。
(これは、たぶん初めて書きます)
なので、
自分で言うのもなんですが
環境問題にも、添加物についても、化学物質について
普通の人よりは詳しいと思います。
しかも、実際アレルギーがあったので、
かなりストイックな生活をしていましたし。
だからこそ、
0か100で考えてはいけないということを
強く言いたいです。
全てをゼロにして
完全に安全な暮らしなんていうのは不可能だし
それを目指してストイックになることで
それを邪魔する他者に対して攻撃的になります。
目指すべきは
100%安全であることよりも
少しずつ許しながら、受け入れながら暮らすことだと思います。
身体が健康であることも大事ですが
それと同じくらい心が健全であることも大事で
語弊を恐れずに言うなら
私は心が健康である方が、むしろ大事だと思っています。
完全に満足できることなんてありません。
少しずつ、我慢したり、許したりする必要があって
でも、その不完全な暮らしの中に
日々の幸せがあると、私は思います。
頂いたコメントの中に
「だしの素を使って野菜たっぷりの味噌汁を飲むのは身体に良い」
とおっしゃった栄養士さんの言葉がありました。
だしの素を使うなんて!
って思う人もいるかもしれませんが
私は、だしをとるのがめんどくさくて、みそ汁を作らないなら
だしの素を使ってでも
みそ汁を作って飲んだ方がいいと思います。
だしの素を使う、使わない
という、些細な問題で
みそ汁の健康効果を台無しにする方が、もったいないと思うのです。
どうしても、そこを譲れないなら
煮干しやかつお節を引き上げずに作る奥薗流の味噌汁もある。
(宣伝ではありません、念のため)
大事なのは、日々の暮らしの中で
優しい気持ちで暮らすことが大事。
何かを敵対視しないで、もっと広い心で
そこにある、別の幸せに目を向けられたら
きっと暮らしはもっと豊かになると思います。
コメント
こんにちは。
今はすっかり良くなりましたが、一時期アトピーで苦しみました。その当時は先生同様、添加物をなるべく排除したり野菜も無農薬を選ぶなど神経を使いました。
でもある時思ったんです。疲れるなーと。食事は毎日のことだし、こんなことばかりやってるとストレスがたまってやだなと。
症状も落ち着いて薬とうまく付き合えるようになった頃、いろんなものを許容する生活に戻しました。今では殆ど薬もいらないくらいです。
添加物も農薬も気になる人はどうしても気になってしまうでしょう。
でも自分には肩の力を抜いて食べたいものを作って美味しく食べることの方が健康に良かったようです。
何でも「ばっかり」は良くないのかもしれないなと思う現在です。
アトピー、よくなられてよかったですね。
私も一時期は、いろんなものを排除して、一つ一つの事にピリピリすることにつかれた時期がありました。
だからこそ、おおらかに暮らすことのありがたさや、大切さがわかるようになったんだと思います。
肩の力を抜いておいしいものを美味しいな~と思って食べる事
これにまさる幸せはないように思います。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
子供がアトピーでしたので、いろいろ調べて、地域の生協に入り、なるべく無添加、無農薬の食べ物を買い、洗剤やシャンプーなども石けんに変えました。
今は生協で遺伝子組み換えでは無い飼料で育った牛の乳製品などを買い、某農園から無農薬野菜、肉、卵、お魚などを買っています。ネットで注文できるので便利です。
知り合いが毎月薬代が何万円もかかると話しているの聞き、食費が高くても病気になるよりマシだと思いました。もちろん、無農薬生活をおすすめなどしません。自分で選んだ生活をするのが一番だと思います。
先生のご健康と益々のご活躍をお祈りしております。
コメントありがとうございます。
その時々で、自分が納得できるものを食べるのが一番ですね。
自分はこう思う、自分はこうしています。
という話は、もっと伺ってみたい気がします。
また、いろいろ教えて下さい。