家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
~財津和夫 TULIP ラストツアー~
というドキュメンタリーを見ました。
50周年となるTULIPの全国ツアー
今年で終わりにしようと決められたツアーに密着取材したドキュメンタリーです。
財津和夫さん&TULIPと言えば
心の旅とかサボテンの花とか
誰でも聞いたことがある曲をたくさん作られた方
その財津さんも74歳になられ
更年期や、大腸がんなど
様々な困難で苦しまれていたことは、今回の番組で初めて知りました。
体力や気力の衰えと向き合い
全盛期の頃よりも歌えなくなっている自分を受け入れていくことは
凡人の私の想像等及ばない事だろうと思います。
その中、
TULIPのツアーを、これで最後にしようという決断をされます。
ドキュメンタリーの中で
できる限りの力を出していいツアーにするつもりだ
しかし、命がけではやらない。
とおっしゃったのが印象的でした。
そうだ、財津さんは
これからの人生をよりよく生きるために
TULIPのツアーをこれでおしまいにする決心をされたのだ。
これからの財津さんの人生が大事なんだ。
ということが伝わってきました。
完全燃焼してしまうのは違う。
新しい人生を始めるために
いったん終わらせるべきこともあるのだ
そういう静かな決意が伝わってきて
それだけで、私自身生きる力を頂きました。
一昔前は
60歳で定年退職したら、
後は悠々自適の人生なんて言う時代もあったようですが
今の時代、
人生の第2ラウンドをどう生きるか
そういう事が、これまで生きてきたことと同じくらい大事な時代になっています。
人生100年の時代
一つの事だけをやって過ごせる人の方が少ない気がしています。
体力も気力も衰えるわけだし
どうしても、昔はもっとできたのにという風に
昔の自分をなつかしんだりうらやんだりして過ごすのは悲しい。
今だからこそできることを見つけて
上手にスライドして
自分の人生を、いつも一生懸命全力で楽しめるような
そんな生き方がしたいなと思います。
財津和夫さんが
この後どんな風に過ごされるのか
それを想像するのも、楽しみです。
生きるとは・・・。
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