家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日は、土用の丑の日。
別に、ウナギなんて食べなくたって…と思っていた天邪鬼な私ですが
どうも今年は、例年よりもちょっと値段もお安いらしく
来年になったら、また稚魚の減少により、値段も上がるから
食べるなら今年です、みたいなことをテレビのワイドショーでも言っていて
ちょっと、心が揺れる・・・。
で、いざスーパーに行ってみると
売ってる売ってる、めっちゃ売ってる。
こうなったら、もう買わずに帰るのは、もはや不可能。
心は完全にうなぎに持っていかれましたです、はい。
今日は、ウナギにしようと思った後、さらなる迷いが。
1人一尾か、1/2尾か、どれだけ買うべきか。
私として、そんなにがっつりうな丼食べなくてもいいなと思うんだけど
ウナギ2切れくらいのったミニうな丼にすると、
なんだかちょっとケチったみたいに見えて、
せっかくウナギを食べるのに、今一つテンションが上がらない可能性がある。
それはもったいない。
ウナギがそれほどがっつりなくても、ごちそう風に見せるにはどうすればいいか。
主婦の頭の使いどころ。
で、考えました。
ウナギを少しずつ取り分けて、うざくと鰻巻きも作って、ウナギ定食にする!!
これは、テンション上がるよ、きっと。
ということで、
出来上がったのが、この鰻定食です!!
買ってきたウナギを温めなおすとき
私は、オーブントースターを使います。
アルミホイルにうすーく油をひいたところに
食べやすく切った鰻をのせ、
日本酒を少し振りかけて5~10分くらい焼くだけです。
オーブントースターを使うメリットは
ウナギの表面のたれが煮詰まってぐつぐつし
いい感じに焦げ色がついて、香ばしくなること!!!
しかも、全体にまんべんなく火が通るので、電子レンジのような加熱ムラもないし
お酒を振りかけておくことで、嫌なにおいも飛び、
ふっくら柔らかく仕上がるんです。
焦げ色を付けるだけなら、魚焼きグリルでもよさそうなものですが
魚焼きグリルだと、つきっきりで見ておかないと、
たれの部分が焦げすぎて、真っ黒になるリスクが高いのですが
オーブントースターならタイマーもついているので
焦がすリスクは、少ないと思います。
焼いてから切るのではなく
切ったものを焼くことで、盛り付けがスムーズです。
さてさて、この焼きあがった鰻をご飯にのせればうな丼!!
ざくざくときって、塩もみしたキュウリと一緒に器に盛って
甘酢をかければうざくです。
うざくは、キュウリ多めがおいしいので
鰻が少な目でも、しょぼく感じないのがいいところ。
合わせ酢は、ウナギにしっかり味がついているので
普段の甘酢に水を入れて少し薄め、
ごくごく飲めるくらいの味の甘酢にするほうが、ウナギのおいしさが引き立ちます。
私は、水を入れたときに、鰹節も一つまみ加えて
だしのうまみをプラスし、土佐酢にし、ちょっとグレードアップさせています。
うまきは
お店屋さんで食べる卯まきは、中心部分にたっぷり鰻が入っているけど
お家で作るときは
尻尾の方とか、頭のほうの形のあまりよくないところを、小さめに刻んで
卵液に混ぜて焼いちゃいます。
こうすると、ウナギがたっぷりなくても
まんべんなく鰻のみと、ウナギの味が全体に入ります。
今年は、暦の関係で土用の丑の日が2回あるそうな。
次は、8月5日です。
昨日、ウナギを食べた人も、食べなかった人も
次の土用の日にウナギを食べる機会があったら
ぜひ、オーブントースターで温めなおしは
挑戦してみてください。
絶対おいしくなると思いますよ。
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