でいりいおくじょのBLOG

2022.10.18

自転しながら公転する

「自転しながら公転する」

これは、山本文緒さんの小説のタイトル。

 

32歳の女性が、親の問題、仕事、恋愛、結婚など

いろんなことに翻弄されながら生きていく姿と描いたもの。

 

これを読むと、日々生きていることって

同じような毎日を過ごしているように思うけれど

実は、けっして同じではなく

 

また、自分の意志で、自分の力で生きているように思うけれど

実際は、大きな力によって、動かされていて

 

更には、ぐるりと一周回った時

(一日とか、一年が終わった時)

今日と明日、今年と次の日は

らせん状にぐるぐると回っていて

ずーっとつながっている。

 

そんなことを感じました。

 

それを、急に思い出したのは

久しぶりに京都の街を歩いてみたからで

 

たぶん京都も、そんな風に少しずつ

自転しながら公転して、変化していったんだろうなあって思い

そこにいなかったことで、それがすごくわかったんだろうなって思ったんです。

 

でもそういう変化は

今自分がいる、この暮らしの中でも

確実に起こっていて

私自身が、自転しながら公転していることに気づいていないだけで

確かに、私も2年前の自分とは、大きく変わっていています。

 

Youtubeを始めたことで

仕事のやり方が変わり

生活リズムが変わり

実際に、生活そのものも大きく変わりました。

 

自分にとって、大事なものが何か

どう生きたいかを、あらためて考えるようにもなりました。

 

自分の内面と向き合えるようになったこと

これも大きく変化したことではあるけれど

それでも、やっぱり、

これからはこんな風に生きます!!って言うんじゃなくて

これまで生きてきた、すべての時間とつながっているのを感じます。

 

昔の京都がよかった

って言うのは簡単だけれど、

そうじゃないと思うんです。

 

昔の京都はそこに確実にあって

それは決してなくなることはなく

そこを大事にしながら、つながりながら新しい京都が作られていく。

 

自分もまた、

昔の自分とつながりながら変化していく

 

なんか、上手く書けないんだけれど

そんなことを思いました。

 

カオナシ

カオナシが、焼き物になってる!

 

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