家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今年のお正月にやっていた腸内フローラを扱った番組は、確かに衝撃的でしたが
一年たって、年末になっても、まだその時の内容を繰り返しやっていたりするので
今年一年、最も関心の高い健康ネタは
ヤッパリ腸内環境でしょうね。
その内容というのは
やせたネズミの腸内細菌を太ったネズミの腸に移植し
太ったネズミの腸内細菌をやせたネズミの腸内に入れると
やせたネズミは太り始め、太ったネズミはやせ始めるというもの。
つまり、やせるとか太るとかが、単に食べ物のエネルギー量とか運動量とかだけの問題ではなく
腸内細菌の種類と数によって、太ったりやせたりするということらしいのです。
この結果は、確かに衝撃的ですね。
でもまあ、やせるとか太るとかは、さておき
腸内環境を整えることが、健康を左右する大切なカギを握っていることは、間違いないので
今年一年、腸内環境を扱った番組がたくさん放送されたことで
発酵食品や食物繊維を意識して食べるようになった人が増えればいいですね。
そんなわけで、今日のお弁当は、腸内環境にやさしい大麦を使った
梅干し入り大根大麦がゆを作りました。
大麦は、食物繊維自体たっぷり含んでいるんですけど
特に注目すべきは、水溶性食物繊維。
大麦は、特に水溶性食物繊維が多いのです。
水溶性食物繊維は糖質の吸収を緩やかにし、
血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールを吸着して体外に排出してくれたり、
小腸での余計な脂肪の吸収を抑制したり、
塩分の吸収を抑え、高血圧を予防するなど、
めちゃめちゃ健康効果が高いんです。
腸の中の便を柔らかくする働きもあるので、もちろん便秘解消効果も期待できます。
スープジャーを使えば、大麦のおかゆが簡単に作れるので
今日は、久しぶりに作ってみました。
作り方は簡単で
鍋に、水150ccと昆布と大根の線切りたっぷりとちりめんじゃこ、梅干し
それから、大麦を大匙2入れて火にかけ
なべの中心部分まで、しっかり沸騰したら
スープジャーに入れて、ふたをするだけ。
スープジャーの保温力のおかげで
そのまま4~5時間置けば、昼ご飯のころには、
勝手におかゆになってくれているというわけ。
今日は、倍量作って、2つのスープジャーに分け入れ
一つは私がお昼に食べました。
(撮影したのは私のために作ったので、撮影後もう一度火にかけてジャーに入れました)
ちなみに大麦は、コメに混ぜて炊ける、炊飯用押し麦ってやつです。
これに合わせるおかずは
卵焼き
つくねの照り焼き
ブロッコリー
かぶと人参の甘酢漬け
おかゆなので、カリカリした触感の甘酢漬けが合うかなと思い
これは、前の日につくっておいたものです。
夜、娘におかゆのお弁当はどう?
って聞くと
おいしいけど、おなかがすく~っ!!!
とのこと。
今度は、大麦大匙3にして
おかずももう少しボリュームアップしたほうがよさそう。
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