家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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スーパーに行ったら
クリスマスからお正月モードに一転。
チキン食べて、ケーキ食べて、スモークサーモンにローストビーフなんかもやっちゃって
そしておそばを食べたら、おせちやらお雑煮。
この時期、大掃除やら年賀状やら、いろいろ忙しいけど
ごちそう食べるのも、結構忙しいですねえ。
お正月まで、残り僅かになったとはいえ
毎日の食事はしないといけないわけで
ごちそうとごちそうの間は、なるべくあっさりとヘルシーなものにして
バランスを取りたいですね。
そんなことを思いながら、スーパーをうろうろしていたら
おせちに使うような野菜たちは、早くも年末価格になってきているようで
じわじわ、割高になってきています。
早めに買えるものは、早めに買っておかなくっちゃ。
そんな中、今日は泥付きネギの立派なのが安く売られていて
これはもう、迷わずゲット。
関東は、ネギと言えば基本根深ネギと呼ばれる長ネギで
これは通年ありますが
冬になると、太くて柔らかく、甘みも増しておいしくなります。
加えて、泥付きのとか
太くて甘い下仁田ネギとか
ちょっと珍しい曲がりネギなんかも最近は店頭に並んでいて
長ネギはこの時期、おいしいだけじゃなくて、面白いです。
さて、泥付きネギですが
泥付きネギのいいところは、似たときにとろりと柔らかいのはもちろん
青い部分も切り落とされずに、きれいなままついているので
青いところも全部おいしく食べられること。
ネギの青いところは、白いところに比べて
ベータカロテン等のビタミンやカルシウムが豊富なので
おいしく食べたほうが断然お得です。
今日は、そんな長ネギを、シンプルに豚肉と重ね煮にしてみました。
重ね煮にするときのコツは
豚肉にしっかりした味をつけておくこと。
豚肉とねぎを適当に重ねてから、水と調味料を入れて煮ても
それなりにおいしく出来上がりますが
豚肉にしっかり味をつけて、その味でネギを煮た方が
味にメリハリがついておいしいと私は思います。
で、私は、下味をもみこんだ豚肉をしっかり香ばしく炒めてから
長ネギもさっと焼き色がつくように焼き付け
（あっ、この時私はしょうがのせん切りも入れました）
あとは、少々の水を入れて蒸し煮。
蒸し煮にすることで、ネギが水っぽくならず、
甘みとうまみがぐっと引き立つのです。
このやり方だと、ネギに味は着けておらず
豚肉の下味だけでネギを食べることになるんだけど
蒸し煮だと、ネギのうまみが引き立つので、それだけで十分おいしくなります。
さらに、ネギが甘いので
みりんなんかは、絶対入れない方がおいしいと思います。
食べるときに、好みでちょっとポン酢しょうゆ、そして七味唐辛子。
うん、これで決まり！！
とろとろに煮えたネギがおいしくて
一人一本くらい、ペロリといけちゃいます。
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