家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日、虎之助の散歩の時、
巨大なビニールハウスのようなものが見え
こんな住宅街のど真ん中に一体何ができるんだろうと思って行ってみると
閑静なおうちの前のガレージが丸ごと透明のビニールでおおわれていて
下にはビニールシートと絨毯みたいのがひかれ、
真ん中には、なんとこたつが置いてある!!
大学生くらいと思われる男女10数名が
食べ物や飲み物を運んだり、並べたり
ビニールの補強をしたり
どうやら、家の前の駐車スペースをまるごと透明のビニールシートで覆って
即席の温室みたいなものを作り
そこで大宴会をやろうとしているみたい。
わざわざ、こんな寒いときに外で宴会しなくてもいいのに・・・なんておもいつつも
なんか楽しそう
いいなあ。
楽しそうでうらやましくて、参加したくなる。
今どきの、若い子たちは、発想が面白いですねえ。
そういえば、うちの息子も
先日友達の誕生日に
友達数名とプロの使う音楽スタジオに行って
歌をレコーデイングしてしてCDを作り
おまけにPVや、自分たちのレコーデイング風景を入れたジャケットまで作りこんで
プレゼントしてた。
スタジオの人があきれるくらいのへたくそな歌のCDなのに
PVとジャケット用の写真は、すっかりアーテイストになり切っていて
それっぽく、なりきっていて、それがまた笑える。
これをもらう友達が、このCDをどう思ったかは分かんないけど
少なくとも、そういうのをわいわい言いながら作っている自分たちは
最高に盛り上がっているから
もらう方も、なんかわかんないけど、最高に楽しい気分にはなっているんじゃないかな。
全然関係のない私でさえ、見ているだけで楽しくて
できるなら、私も参加したかったなって思う。
昭和の人間って
どこか、豪華とか、高級とか、ブランドとか、ステキとか
そういうものに、なんかちょっとあこがれるというか
そういうものを良しとする価値観、そういうものを手にいたいと思う欲求がどこかにあるように思うけど
今どきの20代の子たちって、明らかにバブル以降に育っているので
根本的に価値観が違う気がしますね。
私は、今の子たちの考え方や価値観の方が好きだな。
高価なものを食べたり、持っているより
純粋に楽しいことや、面白ことがいっぱいあるほうが
人生楽しいし
私は、そういうものをいっぱい持っている人生の方がいいな。
彼らをまねして、もっともっと楽しいこといっぱい考えてみよう。
頭柔らかくしなくっちゃ。
さてさて、
今日は、ゆずジャムを作りました。
これは毎年この時期になると、何回も作っている我が家の冬の定番。
パンにぬったり、ヨーグルトに入れたりしてもおいしいのですが
なんといっても、お湯で割ってゆず茶にするのが一番。
ビタミンC補給できて、体も温まるので
風邪予防にもなるかなと。
ゆずは、まず横半分に切って果汁を絞ります。
この時、中の種も全部外に出してしまうと、あとの作業が楽です。
果汁と種を取った皮の部分は、白いワタも、中の袋も付けたまま細切りにしてなべに入れ
後は、砂糖と水と先ほど絞った果汁(種を取り除く)を入れて煮るだけ。
簡単です。
なべは、普通のなべでコトコト煮るのもいいのですが
最近は、圧力鍋で作っています。
圧力鍋だと、あっという間にとろとろの柔らかさになるので。
一応分量を書いておくと
ゆず 2~3個
砂糖 200g
水 200cc
全部圧力鍋に入れて火にかけ
圧がかかったら火を弱めて約1分。あとは自然放置して圧が下がるまでおいておきます。
ゆずから水分が出ているので
蓋を開けて水分を飛ばしながら少し煮詰めたら出来上がり。
ゆずって、中の袋とかワタの部分にペクチンがすごく多いので
(ペクチンって、ジャムとかのとろみをつける成分ね)
この時、まだかなりしゃびしゃびしていても、
冷えると固まるので、くれぐれも詰めすぎない方がいいかもです。
寒い夜に
フーフー言いながらゆず茶をすすると、
今年も、いよいよ一年も終わりって気分になってきます。
コメント
柚子をたくさんいただいたので、作ってみたいと思います。
柚子の皮は煮こぼしたりしなくてもよいですか
私は、煮こぼしたりせずに作っています。
メリカリで、高知県の柚子を2.5キロ買いました。
柚子酢にしたかったのですが、先生のユズジャム作りを読んで仕舞い(笑)
半分は、ジャムを作る事にします。
独り暮らしを始めて6年ほど。今年もお料理しながら大晦日を過ごしています。
柚子ジャム、美味しいですね。
お湯で割って飲むとほっこりします。
是非是非作ってみて下さいませ。