家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日に引き続き、お昼ご飯はうどんです。
体が温まって、おなかにやさしうどんは、これからの季節ごちそうになりますね。
今日は、豚肉と水菜を入れた、シンプルな水菜うどん!
いつものように、だしのベースは昆布と煮干し。
煮干しは、本当はあらかじめ昆布とともに水につけておいて
水の中でうまみを引き出す、いわゆる水出しにするのがいいんです。
うちは、朝の味噌汁は、煮干しのだしで作るので
前の晩に昆布(キッチンはさみでチョキチョキしたやつね)と煮干しと水を鍋に入れて寝るんですね。
そうすると、朝は、そのまま火にかけて、一煮立ちするだけで十分おいしいだしが取れます。
でも、昼に、突然今日はうどんにしよう!!なんて思い立ったときは
あらかじめつけておく時間がないので
そんな時は、昆布と煮干しと昆布を鍋に入れたら
弱火でじっくり沸騰までもっていき
沸騰した後も、弱火で5分くらいに出すといいですよ。
うまみは、温度が上がっていくときに外に出るので
徐々に温度を上げることで、いいお出しになるのです。
いや、家庭料理研究家として
まとめてだしを取って、冷蔵庫に常備してあったりすれば
おおーって感じで、かっこいいんだけど
私、正直そんなマメじゃないので、まったくやりません。
煮干しのだしは、水出しできるので麦茶ポットとかに煮干しと昆布と水を入れて、冷蔵庫に入れておけばいいので、マメな方にはおすすめです。
一応、言い訳をすると
中途半端にだしが残ったり、足りなかったり、使わなきゃって思ったりするのが嫌なのと
マメでなくても、いきあたりばったりでも
おいしいだしを取る方法を研究するのも、また
家庭料理研究家の仕事かな…なーんて、
ちょっとそれは、こじつけすぎ?
まあ、とにかく昆布と煮干しのだしができたら
(煮干しは、気にならないなら引き上げなくてもOK)
ここに豚肉を入れ
豚肉に火が通ったら、うどんを入れます。
味付けは、しょうゆを少し。
煮干しの塩分が出ているので、しょうゆ少しで、おすましくらいの味に仕上がるはず。
ここでは、薄めの味にしておくのが、ポイント。
みりんもあえて入れない方が、このうどんに関してはおいしいと思います。
うどんが熱くなったら、最後に水菜を入れて、さっと火が通ったら出来上がり。
水菜は、火を通しすぎない方がおいしいので
くれぐれも煮過ぎないのがポイントです。
あとは、これを器に盛って、
ゆずこしょうとポン酢しょうゆを好みで入れれば完成です。
最後に入れる、ゆずこしょうとポン酢しょうゆで味が整うので
最初の段階で薄味にしておいたというわけです。
実は、このうどん。
食べてもらったらわかるんですが
鍋ものの〆のうどんと同じ味なんですよ。
豚しゃぶなんかした後、
最後にうどんを入れて、ポン酢しょうゆの味で食べる、あれです。
ポン酢しょうゆのおかげで、さっぱり食べられるし
味付けも失敗なし。
しかも、薄味でもおいしく食べられるので、減塩にもなる!!
水菜と豚肉というシンプルな具にしましたが
きのこや、油揚げ、豆腐なんかを入れてもおいしいですよ。
煮干しだしのベースさえ作れば
間違いなく、本格的なうまみたっぷりのうどんに仕上がりますので
ぜひ、お試しあれ。
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今日のお弁当
ささみのケチャップチーズ焼き
人参とひじきと竹輪の煮物
サツマイモのレモン煮
蒸しブロッコリー
卵焼き。
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